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D.U.N.Kを見た話

D.U.N.Kを見た。初回放送の時はうっかり加入するのを忘れてたから、再放送があった4月21日に、朝からずっと見ていた。FANTASTICSは2日目に出たんだけど、この日はたまたまひとり時間で、家でゆっくりできたから、午前中の1日目の放送からずっとつけっぱなしで過ごしていた。

いろんなグループがいるんやな、とか、この子かわいい!とか、ここはめちゃダンスうまいなー、とか。普段は見ないグループのパフォーマンスも見ながらファンタちゃんがステージに出てくるのを待つこと6時間くらい(1日目から見てたからね)やっとファンタちゃんが出てきました。

もうこっからは思いっきりファンタちゃん褒めるターンになるから、わかるーーー!!って盛大な賛同をしながら読んでもらえたらうれしい。ちなみに、現場には行ってないよ!テレビ見ただけでこの熱量ですがなにか。

Tell Meから始まったステージ。最初のダンダンダンッ、のさわさんがめちゃくちゃ好きなんだけど、この日も安定にキマッてて、あの一瞬でファンタのパフォーマンスに引き込めるさわさんをセンターに配置してんの、大天才だよね〜
D.U.N.Kの映像、カメラワークもすごく良くて、ドローンの映像なのかな?ステージ上の見たことないパフォーマーの動きまで見せてくれる編集で、すごく良いものを見せてもらったと思う。もう1回くらい再放送されないかな。これ、ふぁんたろ全員見た方がいいステージだと思う。

Tell Meから始まって、その後のセトリは

PANORAMA JET
Drive Me Crazy(MAZZEL コラボ)
Tumbling Dice
It's all good
ChooChooTRAIN
STARBOYS
Flying Fish

まずね、もうセトリが天才。フェスに出る意義って、いかに他のグループのお客さんをかっ攫えるか、だと思うから、セトリってものすごく大事で。
イントロの一瞬で会場を自分たちの色にする1曲目だったり、名詞代わりの一発、コレ見たら落ちんだろ?っていう必殺の一撃、曲の振り幅、代表曲、最新作が最高傑作、みたいな、そういう要素を満たせる曲を集めて、限られた時間の中でその構成をどれだけ錬れるか、みたいなところだと思うんだけど、ファンタちゃんは毎回、フェスのセトリが最高も最高で、選曲がほんと天才すぎると思ってる。この日のセトリも、アルバム発売の2日前にやるフェスだったことを考えると、本当に考え抜かれた、素晴らしいセトリだったと思う。最高であり最強のセトリ。ほんとわかってんなぁ、って思う。

ほんでよ、DMCよ。この日はMAZZELさんとのコラボで、いつもよりもボリュームのある人数でパフォーマンスしてたんだけど。
まずは、あの練り歩きね。大樹くんの、あのメンバーを引き連れて花道歩かせるときの先導のうまさ!華やかさ!!あれやらせたら大樹くんの右に出る者おらんよね。もう佐藤“練り歩き”大樹ってミドルネームつけて欲しいくらいにかっこいい(褒めてる)
もちろんそれは会場にも伝わってるから、佐藤“練り歩き”大樹(敬称略)が先導して(扇動して、でもいいかもしれん!)歩き出した時に、歓声が沸き起こる。わかる。あんなんされて花道歩き始められたら、悲鳴あげるわな。ほんと、あの華やかさを自分らだけで、“身ひとつで歩いてるだけ”で生み出せるFANTASTICSつよすぎる。

でさ、まずはサブステージら辺まで全員で来るわけ(この日のステージはメインステージ〜花道〜サブステージ〜花道〜センターステージというようなセット構成)もう1回言うけど、DMCはMAZZELさんとのコラボだったのよ?コラボでお届けしてんのよ?そのコラボの途中でよ?サブステージでファンタパフォーマーのダンスソロ入れてくんの、強すぎない???
コラボしている、いわゆるゲストがいる状態なのに、我がグループのパフォーマーの名前をスクリーンにデカデカと映して、挨拶がわりにがっつりパフォーマーのソロぶちかましてんのよ?もう、それをやる図太さと、コラボしてようが「ここは俺たちのステージだ」っていうファンタの心意気が剥き出しで。そこに在る「よそのファン攫ってやっぞ」っていう意気込みとか、「まずはパフォーマーの名前覚えてよ」っていう姿勢がすごく強く出てて、そういうところがめっっっっっちゃ好きだなって思った。
こないだ、The Performanceに出た時、今はKポに落ちてるバンギャル界隈のお友達が、たまたま現場被ってたからファンタちゃんも見てくれてたんだけど。その時に「自己紹介みたいなダンスソロあるの、すごくいいね」って言ってくれたのよね。フェスで必ず、パフォーマーの名前をちゃんと出したソロをぶち込んでくるの、パフォーマーを職業として確立した事務所のグループとしての矜恃のようにも感じるし、そしてそれが、ちゃんと他のグループを見に来た人にも刺さってるんだなぁって、思う。これもまた天才の所業。

それからTumbling Diceでバチくそレベルの高いパフォーマンスを見せつけたかと思ったら、そのあと始まるのIt's all goodよ?振り幅エグいて。会場全体をあたたかな、チルい雰囲気にいっぺんで変えて、曲の良さ、歌詞の良さを際立たせるゆせそたの透明な歌声が、ドーム規模の客席だろうがお構いなしに隅々まで包み込む。天才すぎん???魅せ方、わかりすぎてない??????
しかもいつおる歌う前にゆせそたでふっと笑わせてくれるような、たのしいやり取りもあって。Tumbling Diceをバッッチバチにキメて歌って踊って、ってやったあと、一瞬でその空気を和やかにして。会場内の空気の色の変え方が、FANTASTICSは抜群にうまい。

トークといつおるであたたかな空気が完成したところで、誰もが知ってるChooChooTRAINよ。はい、これも天才。わたし、ファンタちゃんがフェスでやるChooChooTRAINだいすきで。誰もが知っている曲だからこそ、パフォーマーは自由に動き回れる。誰もが知っている曲だからこそ、誰ひとり取りこぼさない、全員でひとつになる時間を作り出せる。だって曲はもう既に会場にいる人の耳に、もともと馴染んでいるんだから。そんな1曲をやっているのときの、ファンタちゃんのフォーメーションよ。
D.U.N.Kの時は、センターステージに堀さん、ほかのメンバーは花道に等間隔で広がって、交互に上手側下手側、それぞれ別の方向を向いて、全方向にむかってパフォーマンスをしていた。この、会場全体を守備範囲に収めたステージング、最高すぎる。この曲が、ファンタに継承された意味。これをやるために、これをやれるから、これができるから、この曲がファンタに引き継がれたんだ、とさえ思うような、最上級のエンターテインメントの魅せ方を、ファンタはしている、と思う。

そこから、最新作が最高傑作っていうのが音楽業界の常だから、STARBOYSをフル尺で披露。何回もファンタを見ているFANTAROたちにも、初のフル尺っていううれしいサプライズでパフォーマンスをしてくれて。ちゃんと釣った魚にも餌をくれる。そういうとこいいよね。ファンタ最高か。最高だよ。そして、FlyingFishで、多幸感で会場を包み込んでパフォーマンスが終わる。ほんとうに、最高じゃん。最高すぎるじゃん!!!映像で見てただけなのに、めちゃくちゃ心が震えたよ。すき。だいすき。愛しい。愛してる。

今回、いろんなグループのパフォーマンスを見てて、ファンタと決定的に違うところは何なんだろうな、って考えてたんだけど。もちろん、D.U.N.Kはフェスだから、わたしが見たのは各グループのほんの一部分だってこともわかってはいるんだけど、それでも決定的に違うの、ここなんじゃないかな?っていうのを、自分なりに見つけることはできた。

他のグループと、ファンタが決定的に違うこと。根本から違うとこ。それは、ファンタは「曲ありき」でパフォーマンスをしている、というところなのかな、と思った。
イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、落ちサビ、ラスサビ、アウトロ、という、由緒正しい流れで作られた王道のJ-POPを軸に、その曲ありきでのパフォーマンスを組み立てている。
これはわたしが勝手に感じているだけのことなんだけど、今のたくさんいるボーイズグループって、パフォーマンスがいかにかっこよく見えるか、が先で、そこに照準を合わせた曲があてがわれて、とにもかくにもパフォーマンス最優先で、その次に曲がきてるような印象を受けるんだよね。メロディーがなくて、リズムを取りやすいラップ部分が多かったり、同じ音の繰り返し、擬音の多用。だから、パフォーマンスをするにしても、いちばんかっこよく見える、すべてがガッチリ固められたフォーメーションで、完パケされた状態で揃って魅せる、ことに重きが置かれる。もちろん、それだけじゃない曲もあるんだと思う。けど、1日通してD.U.N.Kを見ていて、そういうスタンスでパフォーマンスをしているように感じたグループが多かったんだよね。
なんていうんだろ、アソビがないというか。「かっこいい」の枠に、完全体でギチギチに詰め込まれてしまっている、みたいな(これは他グループを下げるとかそういう意図はなくて、わたしが感じた印象ってことね。どこもかっこよかったっていうのは大前提だよ)

美しい旋律に、きれいな歌詞が乗せられて、質のいい、相性のいいふたりのボーカルがそれを歌い上げる。その世界観をより広げるために、曲に奥行きをつけるために、歌詞からのイマジネーションでコレオがつき、それをハイレベルな、ハイスペックなパフォーマーたちが美しく踊る。フォーメーションも自在で、いわゆる“EXILE系”でイメージするような、全員が同じフリで踊る、だけではないステージングを見せてくれる。
FANTASTICSは、これまでわたしが持っていたイメージを根底から覆した人たちだから、そこに圧倒的なかっこよさをわたしは感じているんだけど。
沼落ちブログにも書いたけど、わたしがそれまでLDHに持ってたイメージって、ボーカルの後ろで、おんなじフリでパフォーマー(当時は妖精さん🧚‍♂️などと揶揄までしていた)が踊ってる、っていうものだったんだけど、ファンタってさ、ボーカルの「後ろで踊ってる」とかじゃないんだよね。ボーカルのためにパフォーマーがいて、パフォーマーのためにボーカルがいる。そこの相互関係のバランスが、対等で、どっちが優位、みたいなのを全然感じない。パフォーマーはボーカルの引き立て役では決してないし、ボーカルもパフォーマーを従えてる、みたいな意識は一切持っていない。そこが、ファンタの魅力であり、強みだと思う。

なんかさ、言っていいのかわからなかったから言わなかったんだけど、わたしのだいすきなyukkyさんも前に言ってたからわたしも言っちゃおうかな(突然の巻き込み)

わたしも、ファンタはSMAPになれる、って、本気で思ってる

わたしの中の、いわゆる「国民的」なグループ(男性部門)って、SMAP、嵐、EXILEなのね。1981年生まれ、42歳です。同世代の人は、だいたいここらへんがそうならない?
でさ、これは、待ってる人たちのきもちを否定する意図はまったくないし、あくまでも“物理的な言い方”として受け取って欲しいんだけど、今、その「国民的」なグループ、どこも動いてないじゃない?「国民的グループ」の玉座、空いてるじゃない???

わたし、そこに、ファンタちゃん座れると思うんだよね。

パフォーマンスがずば抜けてる。歌がいい。声がいい。曲がいい。メンバー全員かっこいい。演技もできる。コメディもドンと来い。さわやかでスタイリッシュ。全員が主役張れるだけのものを持って生まれてきてる。だってあの八木勇征(敬称略)がファンタにいると際立たないんだよ?メンバーと一緒にいると、国宝級イケメンランキング1位のゆせすら霞む。メンバー全員の圧倒的な“美”。中身もいい。メンバー全員しっかり個性があって、豊かな才能と、それぞれが持っている個々の華やかさは、色彩に溢れている。

ねぇ、ファンタがそこに座らなくて誰が座るの???

贔屓目だってわかってる。何言ってんだこいつって思ってる人もいると思う。でも、わたしはFANTAROだから。メンバーが抱いている、小さな夢も、大きな夢も、なにひとつ残らず、ぜんぶぜんぶ叶って欲しいって思ってるし、国民的グループにだってなれるって信じてる。だから、贔屓目だろうがなんだろうが、こうなって欲しいっていう願いは口に出したい。推してるオタクがそれ信じなくてどうすんだよ。FANTAROはいつだっていちばんの味方だろ?

HIROさん(突然の呼びかけ)J-POPの国民的グループの席、今こそファンタ座らせる時ですよ。わたしたちFANTAROも全力で押し上げるから、だからHIROさんもどうかお力添えを。FANTASTICSを、誰もが知ってる国民的グループにしようよ。だって自分たちの名前でリリースして、あのChooChooTRAIN歌ってんだぜ?あれ自分たちのものとして歌っていいの、“国民的グループ”の玉座に座ってる人たちだけじゃない?

…話が飛躍しすぎてしまったな。Butterfly effectじゃん(?)

あ、そう、あとね、お力添えといえば。D.U.N.K1日目に、SKY-HIさんが言っていたMCにすごく感動して、めちゃくちゃ泣いてしまったから、それも共有したい。

会ったばっかりのこんな人に言われても響かないかもしれないけど、俺、あなたが応援してるアイドルやアーティストの人生が少しでも良くなるために、命かけても何も惜しくないと思ってるんで。
もし良かったら一生の分の1%でも2%でも、彼らの人生預けてください。絶対間違いない方向へ持っていくと、約束させてください。
あなたたちみたいなひとが、めちゃくちゃ応援してること、こういう現場ですげぇ伝わると思うんだよね。もちろん、ボードとか声とかいろいろあると思うけど、存在が!!ぜってえ伝わってるから!!!20年やってる俺が言うんだから間違いねぇ
あんたの応援は、あんたの好きなアイドルやアーティストに、間違いなくこういう場所で、SNS上で、届いてる!!!
俺が太鼓判を押す。時にそれは凶器にもなるけど、こういうふうに、LoveとPeaceとHappyで、絶対にこのシーンをガチ上げるって、改めてここで約束する!!

SKY-HI/D.U.N.K showcase 2023.12.2

なんと頼もしい、力強い言葉であろうか。D.U.N.Kの前に世界さんをゲストに呼んだラジオでも、SKY-HIさんは「文化を創りたい」「文化として残したい」って言ってた。確固たる信念を持って、身銭を切って会社興して、そのシーンのど真ん中で自らも戦いながらその夢と向き合っているSKY-HIさん、めっちゃかっこよーーーーーーーー!!!すごい人だな。

ステージに立つ側が、こんなにもはっきりと「あんたの応援は間違いなく届いてる」って言い切ってくれたことがすごくうれしくて、ものすごく響いて、だから、この人が人生をかけて、いのちをかけて押し上げようとしているこのシーンのこれからを、FANTASTICSを通して見ていきたいな、とすごく思った。

今はまだ、大きな括りでJ-POPとしか言われていないけど、ボーイズグループ、ダンス&ボーカルグループというジャンルが、いつか日本の文化としてここに根付きますように。そしてそのトップグループのひとつに、FANTASTICSがいてくれますように。

D.U.N.Kは「文化を創る」っていう、壮大な夢のはじまりの場所なんだと思う。その大切なピースのひとつを、見せてくれてありがとう。これからが、たのしみです。


*ヘッダーの画像は音楽ナタリーさんのライブレポートよりお借りしました


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