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#5 10代から60代までの男女7人でシェアハウス暮らし 前半


#はじめて借りたあの部屋

Servus!
私の初めての賃貸の部屋。それは、10代から60代が一緒に暮らす七人暮らしのシェアハウスの一室でした。色々この時点で読者の方々の中に疑問が沢山あると思うので、これから順を追って当時の私の生活について書きたいと思います。

なぜシェアハウスだったのか?

これには理由が3つ理由があります。

①誘われたから。
②6ヶ月契約が可能だったから。
③家具付きだったから。

時は退寮の約半年前。大学入学後1年寮に住まなければならなかった私は、新年度からの家を探していました。当時、近所の空古民家をリノベーションしてシェアハウスかゲストハウスにしちゃおうと言い出した先輩がいたので、それにうっかり巻き込まれて物件の内見に行くことになりました。その先輩が、自分より不動産に詳しい人と最近知り合ったからアドバイスをもらうことにしたんだ、と内見にある人を連れてきたのですが、それが、そのシェアハウスの入居者で、後に同居人となるAさんでした。偶然同じ大学の出身だったということもあり、すぐに打ち解けて、話題は私の新居に。

A『次住むところ決めた?』
私「それが、結構難しくて...。来年夏から留学にいくので、半年だけ住むのがOKのところを探しているんですけど...。」
A『それならうち住めば?僕今シェアハウスに住んでいるんだけど』

というとてもスムーズな流れで、古民家内見の帰りに速攻シェアハウスも勝手に内見することに。笑
最近リノベーションしたばかりだったようで、綺麗だったし家具もついているからすぐ住める!ってことで、すぐ心を決めました。

シェアハウスはこんな人にオススメ

・ある程度モノの管理ができる人
・他人の生活音に慣れている人
・潔癖ではない人
・社交的な人(自分の意見をはっきり言うことができるタイプ)

まず、『ある程度モノの管理ができる人。』私のシェアハウスの場合、共用部分は、キッチン(ゴミ出し)、リビング、男女別シャワー、男女別トイレでした。この部分は、月2000円を同居人の方に払って全部掃除して頂いていたのでいつも綺麗でした。とは言っても、困るのは『使ったものを元に戻さない』現象と『自分のテリトリー拡大』現象。キッチンに使用済みの食器を置きっぱなしにしたり、誰かのものを使って元に戻さなかったりすると結構困ります。一度だけ困ったのは、私のタッパーが消えちゃった時です。高価でもないので物理的ダメージとしては本当になんでもないのですが、それでも、一瞬同居人を疑ってしまうんですよね。一緒に住んでいる人、それも普段仲良くしていて信頼できる、と思っている人たちに対して、一瞬でもそういう思いが胸を掠めた時、何より自分自身にがっかりしてしまいました。みんなのためにも、そして自分のためにも、ある程度整理整頓をしっかりすることは必要だと思います。しかし、ここで私がある程度、と言っているのには理由があるわけで、私、実家で暮らしていた時は全然部屋とか片付けられないタイプだったんです。でも、1年間の寮生活とこのシェアハウス生活で、ちょっとした整理整頓が習慣化されて、今の一人暮らしでもあまり苦労していません。シェアハウスに住む中で、シェアしている部分さえ綺麗にしておけば、自分の個室がちょっとくらい散らかっていても問題ないし、自分が絶対的な責任を持って綺麗にするべき場所が減るので割とうまいこと片付けられたりしますよ!


次に、『他人の生活音に慣れている人』。私は5人家族の中の3姉妹の長女です。ちなみに、いとこ8人が全員年下です。何が言いたいかというと、自分より年下の子達と一緒に生活する中で彼らが騒いだりする環境にとても慣れているので、良識のある大人達と暮らすくらいの音は全く気になりません。笑 どこでも眠れるタイプであることも割とシェアハウス向きだったと思います。

潔癖ではない人。』これ重要です。もしくは『潔癖でも他人の分の掃除までできる寛容な人。』もちろん一人以上で暮らしているので、その分だけ人間の痕跡があります。多少の散らかり、掃除不足状態にストレスが溜まらない自信がある方に向いています。どのシェアハウスでも衛生状態についてのルールはしっかりしていると思うので、入居前に確認することをお勧めします。

最後に、『社交的な人。』シェアハウスだからと言って常に同居人とお喋りしたりする必要はありません。しかし、せっかくの面白い環境を楽しむ余裕があれば尚更そこで暮らした体験はかけがえのないものになると思います。カッコ書きで、(自分の意見がしっかり言えるタイプ)と書きましたが、これも社交性に含まれると思います。やはり、トラブルとまではいかなくても、一緒に暮らしていれば、ちょっと気になること、不快に思うことなどが出てきます。そして、もちろん我慢にも限界があります。そんな時に、相手を傷付けず、あくまで理性的かつ建設的な言い方で思いを伝えるスキルは必須です。私もやんわりと注意されたり、したりはありました。特に、私は同居人の中で断トツ年下だったために、特に不満を言いづらい立場かもしれないことも入居前に覚悟していました。でも、普段一緒に暮らしていたからこそ築けた信頼関係と、大人達の天晴れコミュニケーションスキルで、とても快適に過ごすことができました。それでも、何かあれば言葉にすることが基本ルールです。もし、言えないなら我慢する。そのくらいの覚悟も必要ではないかと思います。

まあ、結局のところ同居人との相性に尽きる。

上で『こんな人がシェアハウスに向いているに違いない!』と散々述べたわけですが、結局、同居人。場所によって契約期間が違うと思いますが、それによって人の入れ替わりの頻度も違います。最初住んでみて、合わないな、って思う人が割とすぐ出ていくかもしれないし、もしかしたらめっちゃ長く住むかもしれないし。でも、私的にはその人の性格より、衛生観念とかが大事だと思いました。だって。全員が親友にならなきゃいけないわけじゃないので!生活パターンが違えば顔を合わせることがないから話すことはないです。でも、家の設備は確実に共有しているわけだから、そこの管理レベルが違う方が苦しくなると思います。内見に行ってみて、家の状態をしっかり観察してみてくださいね!

(今振り返ってみると、自分が同居者のことついても特に何も知らないで住み始めたのはかなりリスクがあったのかもしれない...。)

さて、そんな私の同居人は、というと。

・60代 孫がいるらしいお嬢様育ちのホワホワおばさま
・40代(元or現役?ヤ〇〇さん)大阪出身夜のラウンジ店長おじさま
・20代 スリランカ人と日本人ダブルの会社員Aさん
・20代 大学3年生ポルトガル語スペイン語ペラペラ登山家お兄さん
・20代 大学4年生インター校卒自転車で日本縦断したお兄さん
・20代 大学4年生現役イラストレーター英語ペラペラお姉さん

という濃いメンバー。笑
ちなみに大家さんもキャラ強めの70代のおばさまで...。
同居人の皆さんについては、今回だけでは話し切れないので次回話すことにさせてください。

それでは!