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4位 キャラクタ指向のアニメ映像コンテンツの制作は可能か?

3位では「ゆっくり解説」のアニメ映像を作成するツール「ゆっくりMovieMaker」を紹介しました。このツールの(僕にとっての)最大の難点は Windows10 以降のPCでしか動かないことです。また、収益化剥奪の懸念もあります。さらに6位で考察したように、映像コンテンツに登場するキャラクタは YouTuber にとって生命線で、それが理由で実写映像から離れられないYouTuber も多いのではないかと僕は想像しています。ここではキャラクタ志向のアニメ映像コンテンツの制作の可能性について考察します。


VOICEVOXとSHAREVOX

3位では「ゆっくりMovieMaker」のホームページの「対応している音声合成ソフト・サービス」のお話をしましたが、今日、商用や無料の音声合成サービスが多数出回っていることに驚かれた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?ですから、個人 YouTuber でもキャラクター指向のアニメ映像コンテンツの制作は原則的に可能だと考えてもらって良いかと思います。その中で僕が注目しているのはVOICEVOXとSHAREVOXです。

両方とも機械学習技術を利用した音声合成ライブラリでして、いずれもWindows マシンだけでなく Mac でも動作することが特徴です。元々、ニコニコ動画のコミュニティ有志が開発を始めたライブラリでして、コミュニティ有志がこのライブラリで音声を合成できるモデルデータも多数用意されていることもありがたい特徴です。

最近では VOICEVOX のずんだもんの音声を使った YouTube 映像もちょくちょく見かけますよね?

SHAREVOXを使ってアプリを作ってみた

実は、昨年の春頃、僕は音声チャットボットの実験目的でSHAREVOXの旧版を使ってみたことがあります。僕が採用したのは次の「つくよみちゃん」の音声です。

ページに説明があるように、つくよみちゃんは企画された夢前黎さんの声を元に作られたモデルデータですが、他にもキャラクタの絵や会話データなどもあって(クレジットを明記すれば)無料で使えるありがたいフリー素材です。で、僕が作ったのが次のウェブアプリです。

このチャットボットを開発したのは昨年の4月あたりで、その後のスマホ用ブラウザーのポリシー変更によりスマホでは音声が出なくなってますが、Mac や Windows などのデスクトップPCであればOK。試しに「疲れた」と愚痴ってみてください。つくよみちゃんが慰めてくれます😀

実は上の会話データをフルで取り込んでいます。気になる方はお試しを。
それにしても、なかなか流暢な発話でしょ?

この際「ゆっくりMovieMaker」みたいなアプリを作る?

このアプリは音声チャットボットのプロトタイプとして作成したものなんですが、先ほど言ったスマホでは発話してくれない問題、それから Mac では音声合成がちょっと遅いので、返事がちょっと遅くなってします問題から棚晒しなってました。が「ゆっくりMovieMaker」のように、まとめて動画データを生成するアプリなら、このような問題は関係がない…と考えてます。
この際「ゆっくりMovieMaker」みたいなオリジナルアプリを作ってしまうつもりでいます。(つづく)

#今年やりたい10のこと
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