私には高校からの親友がいる。
その親友と固く誓い合った事がある。

40になってお互いハゲていたら、一緒にチョンマゲBARをしよう、と。

そう誓い合った経緯はこうだ。
その親友は高校時代からおデコが広かった。
俺は将来ハゲるかもしれない。
親友である私にそう打ち明けてくれた。
そこで私は提案をした。
40になってお互いハゲていたら、一緒にチョンマゲBARをしよう。
その為に金を稼いでお互い成功しよう。
もしハゲなかったら、それはそれで素晴らしいし、ハゲていてもチョンマゲBARを経営すれば、誰からもハゲの人と呼ばれない。
チョンマゲの人と呼ばれるだけだ。
幸い私たちは日本に生まれた。
頭頂部に髪がない髪型をイカせるのは日本のチョンマゲとトンヌラだけだ。
外国人観光客もターゲットに、着流しを着てマゲを結ったスタイルでカウンターBARをすればそこそこ流行るのではないか。
一番のメリットは、シャンプーの後に抜け毛でのストレスを軽減出来る。
ストレスが軽減されれば抜け毛も減る。
良い事尽くしではないか！と熱く説得した。

そんな、現状にメリットを与えるプランB。

私は現在働いている会社にはコネなどのしがらみが何も無い。
幸い技術畑であるので、辞めて転職しても食いっぱぐれはないと自負している。
だから、いつでも辞められるので、守りに入らず攻めの姿勢でいられる。
いつでも辞めれるというプランBをもつ事で、本筋のプランAにメリットを見いだせるのだ。

もし技術畑で目が出なくとも、私にはプランCチョンマゲBARがあるのだ。