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白山陶器のススメ

京都の河原町にあるANGERS(アンジェ)という雑貨屋さんが昔から好きで、でもわたしはずっと関東に住んでいるので、以前新宿にあった店舗によく通っていた(大学生〜社会人1,2年目くらいまでしょっちゅう新宿をうろついていた)。
文房具、服、食器、本、などなど、選りすぐりのアイテムが集まっているそこは、わたしにとってオアシスのような場所だった。新宿のお店は残念ながら数年前に閉店してしまったのだが、丸の内にある店舗には今も立ち寄ることがある。

ここでわたしは数え切れないくらい買い物をした。自分のために奮発してマリメッコのコートを買ったこともあったが、いちばんは友人や家族へ贈るためのプレゼントを選びに行くことが多かった。
センスのよい手袋。ペアのマグ。すてきな文房具。かわいいハンカチとクッキーをセットにして。適当なものはひとつも置いていないから、相手に合わせてどれを選んでも大丈夫だという安心感があった。

その中に白山陶器の「平茶わん」があった。2組のカップルがほぼ同時に夫婦になったことがあり、わたしはその茶碗を4枚選び、2つずつセットにして贈り物にした。いつか自分が使いたいなと思いながら、人のために散財するのも大人になった感じがして気持ちいいものだなと思いながら帰路についた。誰かにぶつかって割れたりしないように、最細の注意を払い、混みあう電車に乗ったんだろう。

この平茶わんの小さいバージョンを今わたしは使っている。本当は直径15センチのやつが欲しいので、そのうち新たに買い足すつもりだ。

あと「S型スープボール」という商品を愛用している。これはすごく使い勝手がよくて、汁物以外にも煮物を盛りつけたり、鍋物の取り皿に使ったり、とにかく万能なのだ。収納もしやすい。
実は夫の職場から結婚祝いとして(リクエストをして)いただいたものだ。以前自分が人にプレゼントしたものを自分へのプレゼントとして選んだということは、わたしがこれを贈った相手も喜んでくれたんじゃないかなと今になって思う。

色も、質感も、すべてが好きだ。食器は毎日使うものだからこそ、使いやすくて、見た目にもテンションの上がるものがいい。

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