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Linuxの初歩②(viエディターを使う)

Linuxの簡単な操作を演習形式で書いた記事は


▼こちらになります。


今回はviエディターの使い方を演習形式で書いていきます。



viエディターとは

Emacsと共にUNIX環境で人気があるテキストエディタのことです。

デフォルトで入っているので、Linuxを扱う中で恐らく一番スタンダードなエディタだと思います。




1. テキストファイル(test.txt)を新規作成する


①まず、作業ディレクトリに入ります。

[User@localhost ~]$ cd test


②"vi test.txt"と打ち込み、[Enter]キーを押下する。

[User@localhost ~]$ vi test.txt


③そうすると、何も入力されていない画面(=test.txtが表示された画面)になります。
この状態で[i]キーを押下すると、編集モードになります。

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④編集モードになったことを確認して、「test 12345」と入力する。

⑤入力が完了したら、[Esc]キーを押下し、編集モードを終了させる。

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 ※この状態では、まだファイルは保存されていません。



2. ファイルを保存する


①「編集モード」が終了していることを確認して、[Shift] + [z] → [z]と
 [Shift]キーを押しながら[z]キーを2回押下する。

②作業ディレクトリの表示に戻っているので、
 "ls"でtest.txtが作成されていることを確認する。

[User@localhost ~]$ ls
 test.txt



3. 既にあるファイルを編集する

「2.」で作成したtest.txtを編集する。


① "vi test.txt"と入力し、[Enter]キーを押下する。

 この時、前に打ったコマンドと同じ内容なので、
 [↑]キーを連打して、前に打ったコマンドを表示させて
 [Enter]キーを押下してもOK。

[User@localhost ~]$ vi test.txt


②[i]キーを押下して編集モードにし、末尾に「43210」と入力する。

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③[Esc]キーで編集モードを終了する。



4. 保存せずに終了する


①[:] → [q] → [!] の順に、キーを押下する。
 このとき、ウインドウの左下に入力したコマンドが表示される。

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②[Enter]キーを押下すると、先ほどの編集内容は反映されずに
 終了することができる。


5. 内容を確認する(vi test.txt)


① "vi test.txt" + [Enter]キーを押下する。

②先ほどのtest.txtの末尾に加えた「43210」が反映されていないことを確認できる。



6. 内容を表示する(cat test.txt)


① "cat test.txt" + [Enter]キーを押下する。

②test.txtに入力された内容が表示される。

[User@localhost ~]$ cat test.txt
test 12345
[User@localhost ~]$ 



7. 内容を表示する(less test.txt)


① "less test.txt" + [Enter]キーで、test.txtに入力されている内容を
 viエディターと似た形式で表示することができる(編集不可)。

②戻るときは、[q]を押下する。

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