「シミとシワも受け入れて、年齢なりの美しさを…」
と聞いて、あなたはどう思いますか？

「そうだよね、若さだけが美しさじゃない！この歳なりの私で良いよね。」
そう感じられる、凄く良い言葉だと思います。

でも、もしも、今あなたの顔に、大量のシミとシワがあったとして、明日の朝、全て無くなっていたとしたら、どうですか？

嬉しくないですか？
きっと私なら、鏡の前から離れられなくなると思います。

「ありのままの自分が一番！」
「無理しないで、そのままの自分を愛そう！」

など、雑誌やネットでよくある言葉を目にしては、一瞬心が軽くなり、でも実際にキレイなお友達を見たときに、ハッと気づかされる…。

そんな経験、誰しもあると思います。

実際、ありのままの自分を受け入れる事って、すっごく難しい事だと、私は思うんです。

そもそも、あなたが憧れている様な、有名美容家さんや、有名モデルさん達って、本当にありのまま、あのキレイさを保っていると思いますか？

実際に、彼女たちは、毎日気が遠くなる様な努力しているし、きっとお金もかけている。

「ありのままの自分を受け入れよう！」
「欠点を味方につけて、大好きな自分に！」

これは、その為に毎日どうしたら可愛くなれるか、欠点がどうしたらよく見えるのか…真剣に悩んで、お金をかけて、その結果、周りから浴びる様にキレイって言われて…
実際のところ、そんな風になって初めて心から言えるものなのでは…と私は思うのです。

だから、彼女たちの言う
「ありのままの自分を受け入れよう」
は、本当にたゆまぬ努力の結果、その境地に達した、いわば仙人の言うことの様に、私は感じます。

ここで、皆さんに質問です。

あなたは、なんの為にキレイになりたいですか？

自分のため？友達に褒められたい？旦那さんや彼氏に可愛いって言ってもらいたい？
どれにしても、キレイになって、毎日楽しく暮らしたいからですよね。

じゃあ、もう一つ質問。
その為に、毎日6時キッカリに起床して、朝ごはんはたっぷりのフルーツに、ベーグルを少し、水は毎日２リットル飲んでコーヒーやジャンクフードはもってのほか。
日焼けしたくないから海にもいかないし、お酒も一滴も飲まず…
夜には、どんなに忙しくても、自分の時間を作る為にお気に入りの洋楽ミュージックをかけ、アロマオイルのサイプレスあたりを焚いて毎日１時間かけて全身をマッサージして…って、そんな生活、眺めて憧れる分には最高に素敵だけど、現実に「明日から絶対にその生活をしてください！」って言われたとしたら…どうですか？
ちなみに、私なら、高い塀を登ってでも、今すぐにそこから逃げ出したい。笑

確かに、仕事柄、日焼けには気をつけるし、マッサージをすることもあるけど、でも、小洒落た音楽聞く為にスイッチを押す労力があるなら、アロマオイルを箱から出して、キャップをひねる労力があるなら…1秒でもいいから早く寝たいと思うくらい疲れている時もある。

今「さっきから何よ！じゃあ、私には無理ってこと！？」
と思った、そこのあなた。

違います。大丈夫。
どんなに美しい人だって、人間だもの…うっかり不摂生しちゃうことはある。
外ではキラキラ主婦していたって、ひとたび家に入ったら、夫のボーナスがカットされていたり、子供の学費の心配をしたり、家族に気を遣ってお金がかけられない時だってある。

日焼けしたくないけど、子供の送り迎えや、プールに付き合って、うっかりシミができちゃう事だって私はあると思います。

重要なのは、失敗した時、どう取り戻すか。
一度失敗しても、その都度リカバーする事でキレイな肌は作れます。

実は、素敵に見える美容家さんだって、モデルさんだって、失敗の数は違えど、基本的には、この繰り返しをしているだけなんです！

私は、エステティシャン時代、エステ激戦区の銀座に集まるミセス世代の女性、実に2,000人以上の肌に触ってきました。
さらに、美容家としてデビューしてからは、たくさんのいわゆるオバケ的美しさの年齢不詳な美容家さん達、そして、コンテストで日本代表になる様な美しいミセスの方々と接してきました。
みんな、確かに、凄く努力しているけど、それでもたまには「やっちゃった！」って時もある人がほとんどだし、キラキラしている風に見えても、時にはお金をかけられない時だってあるのが普通だと、私は感じます。

実際のところ、私もそうでした。
美容の仕事に携わっていながら、今日に至るまで、不規則、不摂生とは年中隣り合わせ。
特に、エステティシャン時代は、あまりの激務に食事はコンビニおにぎりを３分足らずで飲みこむ様な毎日。
夜は23時頃に夕食を食べながら、気がついたら眠る様な生活で、体重は激増。さらに、もともとアトピー持ちの私の肌は、当然ストレスと不摂生からボロボロに。

結婚してすぐに、運よくテレビ通販での美容家でデビューが決まったものの、当時は新婚で、まだお金がなくて…でもテレビに出ないといけないわ、さらにコンテストはあるわで、美容にお金がかけられない中、どうやってキレイになろうと、頭を捻る日々でした。
ちなみに、今でも、特に生放送前は、少しでも準備したくて、食べている時間すらもったいない心境になってしまい、気がついたら極限までお腹が空いていて、慌ててコンビニに走る事もしばしば。
さらに、そんな時は、本来の仕事である肌のケアすら手短になってしまい、気がついたら本番前に肌荒れしていて「は！いけない！」なんて事も。

でも、こんな褒められた生活をしていない私でも、ギリギリテレビ画面に耐えられるのは、やっぱり失敗しても、不規則でも、明日キレイになる事を諦めず、リカバーしてきたから。

あなたに、今ひとつお願いがあります。
一度、シンプルに考えてみてください。

明日、今日よりキレイになったら、嬉しくないですか？
あなたが40代の時に、20代の時よりキレイだねって、誰か一人にでも言われたら、感動しませんか？

だからこそ、私はキレイになることを諦めたくないし、この記事を目にしてくれたあなたにも、諦めて欲しくない。

私は、絶対に、唐突に「ありのままの自分を受け入れよう」なんて、無責任なことは言いません。

それよりも、あなたが、ありのままの自分を好きになる為に、今のあなたより明日のあなたをもっとキレイにする方法をお伝えします。
そして、20代より30代、30代より40代の方が「キレイ」と言われるあなたになるまで、これから一緒に時を刻んで行ければ嬉しいです。

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