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YouTubeの編集さん逃亡事件簿

YouTubeを始めて2年半。
動画の編集さんがなかなか定着せずに困っている。



一緒にチャンネルを始めたディレクターの代田くんは有名芸術大学に通う大学生だったので、最初は大学のお友達が協力してくれた。

みんな映像を基礎から学んでいるだけあって、クオリティも素晴らしく、さすがの有名大学に通う学生達で、皆んな頭も良い。
さらに、すでにテレビの編集も経験してるくらいキャリアもバッチリで、皆んなで知恵を絞って、編集の基礎を作ってくれて本当に助かった。

しかしながら、今やみんな卒業し、テレビなど忙しい環境で活躍中なので、残った編集さんは代田以外にひとりだけ。


しかも、2人とも本業もあるので、結局、他の代行を頼らざるを得なくて、営業で来たところや他にも色々と代行会社使ってやるのだけど、なかなかコレが難しい。



最初できると言った事が全く出来ていない状態で上がってくるのは当たり前。
ガイドラインを作って渡しても見もしないのが普通だし、納期に遅れても連絡すらしない人がほとんど。
日本語をまともに使えない人も多い…。




前置きが長くなったけど、ここから本題で😂




そんな中、ある程度ちゃんとしてそうな編集代行を見つけて、何度かお願いしてたんだけど

納期の当日に

担当の編集者さんと連絡がつかなくなった…多分飛んだらしい。

…という内容の連絡が、代行先のディレクターさんから代田に…!


『はぁ!どうするんですか⁉︎』

と当然なるんだけど…


連絡取れないものは仕方なく、なかなか解決策がまとまらずにいると、、

『なにを悠長な事やってんだよ!
向こうが対応しなきゃやばいと思うくらい鬼電して、なんとしてでもデータ回収しろ!!』

…と、鬼電ならぬ鬼の形相で怒り狂う代田。




結局、鬼電作戦が功を奏したのか、なんとかデータは戻ってきたものの、その編集さんが飛んだせいで、他のクライアントの仕事にも皺寄せが来てしまっているらしく、なんと納期が約一週間遅れることに…

『はぁ!?何でこんなに遅れるの!??
データある訳だから一から作るわけでもないのに!?
納期は絶対だろ!俺は同じ事あった時も死んでも間に合わせましたよ!
そんな責任感で僕は仕事する人信じられない!軽蔑します!!』


と、またもや烈火の如く怒り狂う代田。


そして、平謝りのディレクター。



結局、予定通り動画が出せなくなってしまった。




その時に、向こうが再度指定してきた納期が昨日だったんだけど、日中は代田も仕事があるし、私もなんだかんだ予定もあるので、その日のうちにチェックを済まそうと、深夜まで待機して待っていたら

『今、最終チェックしてます!』

と、23時半に連絡を来たのを最後に、なんとディレクターさんからの連絡が途絶えてしまった。。



1時半過ぎても連絡が取れなかったので、寝たか?と思い、催促したが全く連絡が来ず、怒りの沸点の低い代田は分かりやすく激昂

この時ばかりは2回目なので、もはや火にガソリンを放ったのかと思うほど、燃え盛る勢いで怒り狂い、その感情をそのままラインにぶちまけ、鬼電。


当然、ディレクターさんがその電話に出るはずもなく、また怒り狂い暴言をLINEに打ち込みまくる。⁡(やめて…)

もはや通知音がうるさいレベル。

私も眠れないのに、よく起きねえなディレクター。



そして怒りの当たりどころがないのか、ついに私に電話が来て…📲

『なんなんですかあれ!信じられません!』


『遅れる上に動画のクオリティも低いし、映像学んでる訳でもないのに簡単に編集者名乗りやがって!
せめて納期くらい守れよ!
2回もすっぽかすとかありえないですよ!』


『どういう神経してんですかね、僕また電話します!』

と、言うので…

『もう、いい加減にパワハラになるからやめなさい!』


『気持ちは分かるけど、恋人同士の喧嘩じゃないんだから、せめて社会人として普通の日本語を使いなさいよ。』


と、少したしなめたら

『僕はああいう意識で仕事する人が信じられないんです!!だってありえないじゃないですか!』


と、さらにブチギレる。
(分からなくもないが…うむ)


『だから簡単に安い値段で受ける使いっぱの編集やってんでしょ。

真剣にやればクオリティは上がるわけで、本来は本当に外せない編集者なら納期に遅れたって値引きする必要もない。

それなのに、今回値引きの話が出た時に、すんなり快諾で、最終いくらになるのか聞きもしなかった。

それは一見ありがたい様だけど、ハッキリ言って仕事に自信がない証拠だし、その時点でプロとして敗北宣言みたいなもんだよ。

やり方はいくらでもあるのにそれができない。
だからこうなる。

でもね、だからって、そこまでこっぱみじんにしたらダメだよ。

人には誰にでもプライドがあるし、バカとなんとかは使いようって言うし、無駄に嫌われる必要はないじゃん。』

と、なだめる私。

…大体、代田よ、お前は昔どうだったんだよ。。


私の記憶だともっと酷かったぞ。
(謝るだけまだマシだろ…)

(↓代田くんの詳細はnote参照↓
https://note.com/ericas/n/neb2634db428b)


そして、もう2時を越える。



素材は来ないわ、代田はキレて収まらないわ
それなぐさめて、こんな時間まで私は一体何をやってるんだ。
(泣いても良いですか…)



たまらず私も、編集さんと代田のグループラインにメッセージ📩

代田にもう少し社会人として普通の言葉遣いをする様に注意して、ディレクターさんに簡単に詫びて、それでも遅れては困る旨を伝えた。

そして

『ディレクターさんもプロとして意識があれば、本当は値引きなんてしたくないですよね?

どんな事があっても、絶対値引きなんてしてたまるかと思えるくらい良い仕事をしてください。
そのために死ぬ気で頑張ってください。

そうしたら自然と値段は上がりますよ。

不測の事態や理不尽は起こるのが仕事なので、その時に底力が出せないと永遠に安く使われるだけです。』


と、つい説教じみたメッセージを入れてしまった。


実際、簡単に値引きする人ってさ、こっちはありがたいんだけど、私、本音はいっつもちょっと信じらんないんだよね。

一見、人が良い様にも思えるんだけど、本気で仕事してて、仕事に自信があったら、安くやるのは悔しいと感じるのが普通だし、こっちが頼んだとしても何かしら抵抗して当たり前だと思うんだよね。

ギャラはください!
その分良い仕事しますから!


…って、言える方が、よほど責任持って仕事してるプロと言えるというか、それがプロとして普通じゃない?と思ってしまう。


もちろん、ちゃんとやってるのに安く受ける人もいて、それは、ただただもったいないんだけなんだけどね。


でも、なんとなくだけど、詰まるところ
ギャラを簡単に放棄する事は、仕事を簡単に放棄する事とイコールである。
とも、私は思ってしまうんだよね。

誰も最初から値引きすれば良いや!と思って仕事を受けてるわけでもないとは思うけど、最終そこに逃げ道を見出しちゃう訳で。


結局、簡単に値下げする人は、最初から、その程度の仕事しかできない人が多い。
私調べだけど。


........


まぁ、そんなこんなで朝になり、ディレクターからデータと共に謝罪のメッセージが

『データの書き出し中に寝落ちしてしまいました!!本当に申し訳ありません!
ありがたいお言葉ありがとうございます!!』

グループラインだけでなく、私個人宛にもメッセージが来ていた。



ここからは早く対応して欲しいと返信すると
電話が来て

『寝落ちしちゃって、ほんますんません!
すぐに対応できる様に空けました!』


と、関西弁で平謝りしていた。


とりあえず笑って、代田が怒り狂ってたね。
ここからちゃんと対応してくださいねと伝えておいた。



このディレクターさんも別に悪い人ではないんだよね。

編集さんて、ロクに出来もしないのに文句ばかり言ったり、中には40歳も過ぎてるのに、約束も守れなくて子供みたいな言い訳ばかりする人も多い中で、あそこまで怒り狂われても一応逃げずに対応してるし。

まぁなんか知らんが、今回は彼も大変だったんだろう。



素材せめてちゃんとしたの上がってると良いな。
そうでないとまた代田が怒り狂う😂



そんなこんなで、今回こそ、予定通り行けば今週日曜日に動画が上がるので、よかったら見てね❤️笑

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