えりきゃっと

ワインaddict ▽美味しいワインと美味しいお料理のために生きている。 ▽美味し…

えりきゃっと

ワインaddict ▽美味しいワインと美味しいお料理のために生きている。 ▽美味しいを作る人は、しあわせを創る人だ。 ▽日々感じたことを、思うままに好きなだけ。 ▽日常に漂う、しあわせのしっぽをつかむ。 ▽ブラピが生涯の恋人。

最近の記事

合わせる。のではなく馴染みたい。と思っている。 だってきみの青とわたしの赤を混ぜたらきっと素敵な紫になると思うんだ。 2人の絵具はパレットに置かれたばかり。これから水を入れたりそのまま放置したりしながら、ゆっくりゆっくり筆で馴染ませていけばいい。 わたしたちのいろ。いろんないろ。

    • 朝。半身浴しながらレオン完全版を観る。いびつで不格好で不安定なのに、美しいまでの2人の愛の強さに心打たれる。 昼。岡本太郎記念館へ。命がぶわっと溢れていていつも少しだけ涙が出る場所。 夜。外は雨が降っている。帰り道にも降っていたのに気付かなかった。 優しい雨は私を濡らさない。

      • あの人がうんうん悩みながら、いろんな花を活けている。 その後ろ姿を眺めながら、たまに口を挟みつつ、してもらうことよりもあの人が「しない」ことを考える。 嘘をつかない、話を遮らない、不安にさせない。 あぁ、私がいつも心地いいのはそういうことか。 はるまついぶき。 春はすぐそこまで。

        • 夏を切り取る

        合わせる。のではなく馴染みたい。と思っている。 だってきみの青とわたしの赤を混ぜたらきっと素敵な紫になると思うんだ。 2人の絵具はパレットに置かれたばかり。これから水を入れたりそのまま放置したりしながら、ゆっくりゆっくり筆で馴染ませていけばいい。 わたしたちのいろ。いろんないろ。

        • 朝。半身浴しながらレオン完全版を観る。いびつで不格好で不安定なのに、美しいまでの2人の愛の強さに心打たれる。 昼。岡本太郎記念館へ。命がぶわっと溢れていていつも少しだけ涙が出る場所。 夜。外は雨が降っている。帰り道にも降っていたのに気付かなかった。 優しい雨は私を濡らさない。

        • あの人がうんうん悩みながら、いろんな花を活けている。 その後ろ姿を眺めながら、たまに口を挟みつつ、してもらうことよりもあの人が「しない」ことを考える。 嘘をつかない、話を遮らない、不安にさせない。 あぁ、私がいつも心地いいのはそういうことか。 はるまついぶき。 春はすぐそこまで。

        • 夏を切り取る

          夏を切り取る

          夏を切り取る

          マニキュアは赤と決めている。 自分の手や足が赤く染まっていると、なんだか生きてる実感があって勇気がでるから。 血のいろ。 いのちのいろ。

          マニキュアは赤と決めている。 自分の手や足が赤く染まっていると、なんだか生きてる実感があって勇気がでるから。 血のいろ。 いのちのいろ。

          夏を切り取る

          夏を切り取る

          ピカピカに晴れて、大音量で雷が鳴ってどしゃ降りの後に、薄く太陽が出て狐の嫁入り。火の玉の太陽が落ちていく。 全く偶然に駅で友達と遭遇する。 パレードみたいな騒がしい一日が愛しくて忘れたくない。 強い光と濃い影がレモンサワーに溶けていく。 今日という日を覚えておくための備忘録。

          ピカピカに晴れて、大音量で雷が鳴ってどしゃ降りの後に、薄く太陽が出て狐の嫁入り。火の玉の太陽が落ちていく。 全く偶然に駅で友達と遭遇する。 パレードみたいな騒がしい一日が愛しくて忘れたくない。 強い光と濃い影がレモンサワーに溶けていく。 今日という日を覚えておくための備忘録。

          わたしのおほしさま。

          わたしのおほしさま。

          下から上へ咲く立葵の、いちばん上の花が開いたら梅雨が明けるらしい。 花や空や鳥を見て季節を感じた昔の人びとの感性は、尊い。 なにもかも重くてグレーな景色の中で、希望のように輝くピンク。 全然ほんとじゃなくていいから信じていたい、信じさせてほしい。 切望の梅雨。

          下から上へ咲く立葵の、いちばん上の花が開いたら梅雨が明けるらしい。 花や空や鳥を見て季節を感じた昔の人びとの感性は、尊い。 なにもかも重くてグレーな景色の中で、希望のように輝くピンク。 全然ほんとじゃなくていいから信じていたい、信じさせてほしい。 切望の梅雨。

          朝、家を出ると小学生たちがランドセルを揺らして学校に走っていく。 ちいさくてみんなかわいい。 お巡りさんが自転車でやって来て、学校の前で見守っている。 毎朝会うダックスフンドはのんびり歩く。 背中で「皆さんおはようございます」と校内放送が流れて、思わず口角が上がる。 正しい朝。

          朝、家を出ると小学生たちがランドセルを揺らして学校に走っていく。 ちいさくてみんなかわいい。 お巡りさんが自転車でやって来て、学校の前で見守っている。 毎朝会うダックスフンドはのんびり歩く。 背中で「皆さんおはようございます」と校内放送が流れて、思わず口角が上がる。 正しい朝。

          花言葉は「移り気」「浮気」 何色にも染まれるように、ただ真っ白なだけなの。

          花言葉は「移り気」「浮気」 何色にも染まれるように、ただ真っ白なだけなの。

          梅雨なんて知らん顔した初夏の空。 起きるとカーテンの隙間から青白い光がそっと差していて、こういう季節のあわいを見逃してはいけないと記録に残す。 あわいが重なって次の季節へ移動するように、私の心も少しずつしっぽを残しながら変化していく。 急には変わらない。変われない。

          梅雨なんて知らん顔した初夏の空。 起きるとカーテンの隙間から青白い光がそっと差していて、こういう季節のあわいを見逃してはいけないと記録に残す。 あわいが重なって次の季節へ移動するように、私の心も少しずつしっぽを残しながら変化していく。 急には変わらない。変われない。

          月が見えない空をいくら睨んでも仕方ないから 代わりに部屋の丸い照明を見上げたら、瞼の裏にしっかり映って焼き付いた。 みんな同じ空を見た。 知らない人たちも、よく知ってるあの人も。 明日になれば消えてなくなる夜空を共有して、また日常に戻ってゆく。 刻んで、残して、手放して。

          月が見えない空をいくら睨んでも仕方ないから 代わりに部屋の丸い照明を見上げたら、瞼の裏にしっかり映って焼き付いた。 みんな同じ空を見た。 知らない人たちも、よく知ってるあの人も。 明日になれば消えてなくなる夜空を共有して、また日常に戻ってゆく。 刻んで、残して、手放して。

          薔薇色の日々。

          追いかけても追いかけても 逃げて行く月のように 指と指の間をすり抜ける バラ色の日々よ 毎日通るおうちの薔薇がきれいでつい見惚れる。 雨上がりの朝。 きみは少し気怠そうで、太陽なんてどうでもよさそうで、それでも名残の雫が光って、本人の意志とは関係なく美しい。 きらめく午後。 空気をたっぷり含んだスカートで、きみは無邪気に笑う。 月が見守る深夜。 2、3歩通り過ぎてから、深く濃い夜の香りがした。足を止めずにはいられないほどの。 ▽ 昔はよく切り花を買っていたけ

          薔薇色の日々。

          太陽の光と熱でゆっくり回る羽は心許ないのに、その頼りなさが私を救う。 白くひらひらしたワンピースをはためかせて女の子が通りすぎ、ご主人様を待ってるワンコと目が合って、昼顔が静かに咲いていた。 両手を精一杯伸ばしてつかもうとして何もつかめない手のひらに 何でもあると空が言った。

          太陽の光と熱でゆっくり回る羽は心許ないのに、その頼りなさが私を救う。 白くひらひらしたワンピースをはためかせて女の子が通りすぎ、ご主人様を待ってるワンコと目が合って、昼顔が静かに咲いていた。 両手を精一杯伸ばしてつかもうとして何もつかめない手のひらに 何でもあると空が言った。