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013.憧れとワクワクの場所

秋の旅の予定を考え始めた。それなのに、あれ?なんかわくわくしない。うきうき感も全く湧いてこない。あんまり遠くには行きたくない感じさえしてる。

去年までは飛行機に乗れるだけでうれしかった。空港自体がわくわくするスポットだった。スーツケースを持って移動している人を見るだけでうらやましくて、私もどこか行きたい!いつもそう思った。

そんな情熱からコロナが明けてからは、隙あらば旅に出ていた。この半年で4回飛行機に乗っている。

変化に気づいたのは先月高知に行った時だった。旅の始まりはいつも似たようなアングルで飛行機の写真を撮っていたのに、なんだか撮る気が起きなかったのだ。新鮮さがなくなり見慣れた景色になっていて、空港や飛行機が非日常の1シーンではなくなっていた。日常とまではいかないけど、ドキドキわくわくするシーンではなくなってしまった。

いやー、びっくり。大好きだったはずの飛行機と空港に飽きてしまっただなんて。そんなことってあるんだ。旅好きな私としては、ずっと空港も好きでいたかった。いや、好きだけどね、好きなんだけど憧れの場所ではなくなってしまった。想像しただけでワクワクする場所ではなくなった。ただ空港である、ただそれだけの事実に戻った。

旅の目的以前に飛行機に乗るのが楽しくて旅をしていてようなところがあったのだなあと改めて思う。飛行機に乗ることがただの手段になったら、なかなか行きたい場所が思いつかなくなってしまった。そんなわけで秋の旅のプランはいったん保留。むくむくとやりたいことや行きたいところが自然に湧いてくるまで待つことにする。

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