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021.今感じていることを書く/あいだの話

まもなく子育てが終わるなあと思い、子育てで大事にしてきしたことや忘れられないエピソードなどを文章にしてみた。すでに子どもが生まれたばかりの頃ことは記憶が薄い。忘れてしまう前に振り返っておきたくなった。書いたらなにか強く誰かに伝えたいことが湧き上がってくるような気もしていた。

でも書き上げてみると、伝えたいことはあれど、どうしてもこれだけは伝えたい、というパッションが湧かない。伝えたい欲求が薄い。大切なことだとは思うんだけれど、どうにもこうにも、当時大切だと感じた時の、あのリアルな感情が伴わないのだ。当事者ではなくなったからなのだろう。

昔ある人に「間」の話を書いてと言われたことがある。なにかを始めて、なにかを成し遂げるまでの、間の話。ほとんどの場合、人はいつも、間にいるから、と。たしかに、間「あいだ」に何を感じていたか、そっちのほうが、到達した後の感情より、よっぽど誰かの役に立ちそうだ。

そんなわけで、子育ての18年間を振り返ってみての結論、私が今すべきことは、今感じている感情をリアルに書いて残しておくこと、これだなと思った。振り返るなら、そんな遠い過去ではなくて、今日一日を振り返る。何か気になる感情があるのなら、それをまずはきちんとみる。

感情は自分を知るのにとってもよいサインだ。これからをよりよく生きるためのヒントが隠されている。そのヒントには、私だけに役に立つものもあれば、他の人にも役に立つものもあるだろう。それを目的に書くわけではないけど、私が私を知る作業が他の誰かの役に立つのなら、私はとってもハッピーだ。

今の私が書けることは、教育費にまつわるあれこれの悩みや、思春期を過ぎてある程度大きくなった子との関係、もう20年になる夫婦のパートナーシップのこと、50才目前の今の気持ち、などなどだ。

ここまで書いてみて、自分が若いときに人生の先輩に聞きたかった話を書くとよさそうだなと、なんとなく今思った。うん、書いてみよう。



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