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024.ターニングポイント

先週末に旅に出た。釜山へ三泊四日。たまたまご縁があって行き先は釜山になったが、実はどこでもよかった。一定の間、日常から物理的に離れることが必要だった。

旅に出る直前に「インスピレーションに従って行動する」ことに決めた。そのため、観光する場所や食事するお店などのリサーチはしたものの、いつどこに行くかは決めなかった。ノープランで、そのときにしたいことをした。
そのときの今、そのときの気分だけが頼りだった。そのせいか、あんまり言葉が出てこなくて、おしゃべりが少なかったような気がする。

三泊四日はあっという間にすぎた。帰りの飛行機が成田に着いたとき、なんだか重たい気持ちになった。明日からはまた今後のことをきっちりみすえて今の行動を決めなければいけない、と思ったからだ。この4日間、やらなければならないことはなにもなく、その日のことしか考えていなかった。ほとんどの時間をぼーっとして過ごした。旅の前にはあまり気にしていなったけど、日常は割りにプレッシャーがかかっていて、軽さを味わった後のそれはなんだか重いのだった。

そんなわけで気が重かったのだが、気づけばなんだかシンプルな思考に切り替わっていた。一応、先のことも考えて行動はするけれど、思考の時間が短い。必要以上に考えなくなったようだ。

旅の間の感覚が定着したのかもしれない。圧倒的に旅の前より「今」にいる率が上がっている。思考がとてもシンプルになっていて、軽い。気持ちは特に上がらないが、下りもしない。旅が終わってまだ1日しか経っていないから、元に戻ってしまうかもしれないけど、この感じで進めたらいいな。

旅にでる前は、不安や心配をなんとかポジティブに変換して、自分をなだめることに時間を使っていた。「今」にいたいと思っているにも関わらず、思考はいつも過去や未来へ行ってしまい、我ながら散らかっているなあと思っていたが止められなかった。

今は逆で「ここにしかいられない」。過去や未来へ思考が飛ぶ道すじがない。ここに留まる以外の選択肢がない。だから不安になりようがないし心配もほぼない。なるようになるし、そのように導かれる。今起こっていることが必然で最善。そういう思い込みが生まれている。思い込みだということはわかっているのだが、これはきっと私にとっては良い思い込みだと思うから、しばらくはこれを採用してみることにする。

後から振り返ったとき、多分この旅行がターニングポイントになるのだろう。ここから始まったんだなあ、って思い出すだろう。そういう感じがしている。




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