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第57章 1週間ぶりの安静解除

妊娠22週と3日で突然の出血。
病院に駆け込み、そのまま入院の絶対安静。
23週と3日で我が子の生命をかけた帝王切開。ちいさな女の子を出産した。

入院から出産までの1週間、食事もトイレもベッドで寝たままの生活をした。
そんな私は、手術翌日から動いて良いと医師からの許可が出た。
看護師に見守られながら、ゆっくりゆっくり身体を起こす。
さすがに1週間の安静は身体に堪えたようだ。
起き上がった瞬間、世界が回った。
しばらく座っているとそれも治まり、ついに立ち上がる時がきた。
身体が鉛のように重く、足には力が入らずに震える。
体力・筋力がしっかり落ちることを実感した。
これに帝王切開の傷の痛みも加わる。
通常の帝王切開では、お腹に対して横向きに傷が出来る。
私の場合、ベビちゃんを安全に産むことが優先だったため、お腹に対して縦向きに(おへその上から恥骨辺りまで)ざっくり傷がある。
これは痛み止めのお世話になることにした。

私はまだ我が子に逢えていなかった。
体力低下と傷の痛みに震えながら、我が子の元へ。

無事に我が子とご対面。
そこには、口や鼻から彼女には太すぎる管を入れられ、目が見えていたら怖いだろうなぁというほど沢山の機械に繋がった我が子がいた。

私は彼女の強さに、ただただ感謝するしかなかった。

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