難題な連想ゲームでも

訪問看護では、入浴の介助や清拭の他に話を聴くことも重要な仕事だ。
仕事では全くの他人である利用者さんの話を聴くのに、
自分の親の話は聴けているだろうか?
と思った。
毎週日曜は実家で夕食をいただいてのんびりしている。
先日も食後に、母と弟と三人でいつものように晩酌🍺。
話の流れで母が、
「テレビつまんないけど、珍しく歌番組をみた。」と。
その中でも、
「なんかさぁ~あんまりきれいだとはいえない服で若い人が賑やかに歌って踊っていたんだよね~。」
だいぶ印象的だったらしく、何て言うグループなのかと聞いてくる。

一生懸命に説明する母の言わんとすることを理解したくて頑張って聴いていたのだが、
よくわからず弟は早々に
「何言ってるかわがんね(わからない)🤣😮‍💨」
と直ぐに戦線離脱。

なんとも理解しがたい説明で、
わかんねぇ〜🤣🤔。
とギブアップ寸前だったけど、

最近の流行りで歌って踊る曲。

たぶんこれしか思い当たらず、
「バンバン♪言ってるヤツ?」
と答えてみたら、
「それそれ!😆」
と正解だった。

Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」
だった。

内心ホッとして、
母の機嫌を損ねずにすんだ。
と思ったのと、
母もじっくり話を聞いてほしい歳になったんだなと改めて実感した。

仕事では利用者さんの話を聞くのに、
母の話を聞けないなんておかしいな
とあとでこっそり思った。
毎日顔をみている息子にも話を聞いてほしいと思っているだろうけど、娘じゃないと理解してもらえないと思っていることもあるだろうなとも思う。
実家に行ったら、母の話を聞いてあげる。

実家に行ったら私の役目だ。
連想ゲーム並みで、難題なことを言っていたとしてもだ。
聞いてもらってすっきり。
は、きっと人間関係では大事なこと。
しかも親子だし仕事じゃないからお金もかからない。
聞いてもらってすっきりして、お互い笑えるならそれで良いではないかと母の日を前に思った我が家の団欒。

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