フリー男性山頂青空

言語化力で、自分を操る決意をした

Twitterで存じて勝手に尊敬している、三浦崇宏氏の「言語化力」を読みました。
三浦氏の、力強くて独自のセンスで構成された文章は読みやすいのにクセになりますね。勇気をもらいました。

さて、困ったことが一つ。

この本、ビジネスメンズ向けじゃない?

そういえばビジネス本のカテゴリにありました。完全に私のミスですorz 無職の25歳女子()にはこのまんまだとあんまり活用できないなぁ、弱ったなぁ。と汗をかく私。
けれど無職にとっての1,650円はデカい。これは何としてでも実生活に落とし込まなければなりません。

手始めに本の内容を第2章まで私なりに要約すると、

・言葉こそ、ものが溢れた社会においてコスパ最強の武器

・言葉にできないのは、自分の基本スタンスが定まっていないのと訓練不足

言葉は掛け算。0→1のスタートアップではなく、2×4=8で価値を創造する

言葉は垂直思考と水平思考で深まる。なぜ?で深堀して思考を止めるな

・一般化と個人の体験談を使い分ける。キャッチは一般化、中身は体験談で

・言葉こそビジョンを共有し人を動かす最大の道具。動かせない言葉は無価値だ

ちなみに、基本スタンスの下りでこんな質問が出てくる。私は言葉に詰まり苦虫を噛み潰した。
・自分が絶対曲げたくない価値観はどんなものですか?
・どんな社会であってほしいと思いますか?


——無職で社会的底辺な私がそんなこと語って、考えていいんですかねぇ。と、お決まりの自己卑下と自己否定が始まる。

が、やっぱりそこは三浦氏の本。
パンチラインですっかり決められている私はもうスタンスを本へ書き込まざる負えない。

私の回答は、
・感動を止めない
・心を大切にする

に集約された。

※理由は長くなるので読み飛ばし推奨。
——感動って、疲れる。感動は傷です。
じゃあなんで、それを止めたくないのかって、感動こそが心を豊かにしてくれるものであり、心こそが人間の尊厳だからです。
そして、ものが溢れていても人は幸せにはなれない。もちろん衣食住は必要ですが、それは基盤でしかない。心なき所に、幸せあらず、なのです。

私たちはお互いの心をおもんぱかることで、お互いを追体験し視野を広げ、人生を多彩にして衝突を避けることができるのではないでしょうか——

と、社会的立場に関係なく、書き出してしまえば人は自分のスタンスを持っているのである。足りないのはそう、行動だけです。(おっと無職がなんか言っている)

では、上記の要約からどのように行動へ移すかを私目線で考えました

・言葉こそ、ものが溢れた社会においてコスパ最強の武器
——これはマインドセットですね。年頭に置くだけでOKです。刷り込ませるために、毎日読み上げてもいいかもしれません。え?大袈裟かしら。

・言葉にできないのは、自分の基本スタンスが定まっていないのと訓練不足
——上記2つの質問に関して、自分の答えとざっくり理由を書き出せば前半はクリアです。あとは、「質は量からしか生まれない」という本書の言葉通り、実践です。話せる相手がいるならば話せばいいし、いなければTwitterでもnoteでも、自分の意見をひたすら書き出します。私は後者一択です。

言葉は掛け算。0→1のスタートアップではなく、2×4=8で価値を創造する
——言葉の時点で、偉人たちの恩恵を受けています。日本語という言語は、先人の積み重ねで成り立っていますからね。なので、そもそも0→1はまず生まれません。たまに、「イクメン」や「KuToo」などが生まれますが、そんなの1%未満です。(当社比)私は、そんな1%へ不毛な努力をするのは辞めます。
掛け算するために、言葉のストックを作ります。Twitterで自分の気に入った言葉をツイートしておいてもいいし、ノートを持ち歩いて書き込んでもOKです。(私は前者です。Twitterは@erima__です←)そうするうちに、自分に馴染んだ自分の言葉が増えていきます。難しい言葉よりも、自分が理解している”わたしのことば”のほうが、人へ伝わります。

言葉は垂直思考と水平思考で深まる。なぜ?で深堀して思考を止めるな
※最初、企業的な例を書いたのですが無職なので以下の例に変えました。
垂直思考とは、「なぜ?」で思考を深める方法です。例えば、「カルボナーラが食べたい→なぜ?→チーズを最近とっていないのとパスタは消化がいいから」これでOKです。シリアスな案件ならば何度も「なぜ?」を繰り返します。
水平思考とは、類似から思考を深める方法です。「カルボナーラが食べたい→ほかの麺類との比較は?→ラーメンはあったまるがニンニクが明日に響きそうでNG。そばはあっさりし過ぎているためやはりパスタがいい」とかこんな感じで直感を裏付けすると、後悔が減ります。また、人を説得しやすくなるので、誰かに説明しなくてはいけない場面でも使えます。

・一般化と個人の体験談を使い分ける。キャッチは一般化、中身は体験談で
——まず、自分と類似点がある話題でないと人は目を留めません。世の中には情報が氾濫するので、すべてを追っていたら処理が終わりません。そこで、一般化されたキャッチでまず多くの人の目に留めてもらいます。次に、自分の体験談という、ここでしか読めないものを展開させます。ここで一般化だと「どっかで聞いた話だな」と、興味が失せてしまう可能性があります。最後に、自分なりの結論を出します。これは、総まとめなのでキャッチと同じような意味合いを別の言葉で出せばOKです。
と、言いつつ、私はキャッチから1歩進んだ新たな結論を書いてしまうクセがあるのでファボが付きません。次ツイから改めます……。

・言葉こそビジョンを共有し人を動かす最大の道具。動かせない言葉は無価値だ
——前提として、私たちの中には「暗黙知」という言葉にしていない知識が渦巻いています。だからこそ、絵画や音楽といった”言葉以外のもの”にも感動できるのですね。けれども、暗黙知のままでは自分のイメージを人と共有できません。そこで、私たちはもっとも開かれた表現手法である、言葉を使うのです。

そして、動かせる言葉を作る最大のコツは、”自分を言葉で操る”ことです。

これは実体験で、私は24年間自分へ「自分は無価値だ。死にたい」と暗示をかけて生きてきました。結果、うつ病になりました。軽く首つりしました。悪い方向ではありますが、自分へかけた言葉がそのまま実現されたのですね。
そのことに気づいてからは、認知行動療法(※できごとに対して、自分はその場でどう感じたのか?ほかの受け取り方もあったんじゃないか?と、視点を柔軟に切り替えて、楽になる認知を探す療法です。本を読んで実践しました)で、自分にかける言葉を変え始めました。「死にたい」→「死にたいほどしんどい」「自分は無価値だ」→「この世の生命は全て価値がある」etc……

とにかく自分にどんな言葉をかけるかなんて自由だし無料なので、自分が楽になる認知を探せばOKなのです。そして、自分すらも動かせない言葉では、人は動きません。私は、自分が動かされた言葉で人を救った(正確には、その人が勝手に救われた)ことがあります。だから、まずは自分が動かされることが重要なのです。

ちなみに、上記のうつ体験をリフレームすると、「私は自分の暗示で自分を動かせる」という事実が浮かび上がります。そう、言葉って、文字通り人を殺すことも生かすこともできるのです。

だからこそ、私は自分の暗黙知を少しでも言葉にして、少しでもその時の相手にフィットする言葉を織りなす責務があると感じるのです。

まずは、自分を励ます言葉を織りなします。自分を勇気づける認知を習得します。自分を表現する知識を身につけます。
その先に、誰かに貢献する未来があるはずだから。

幸せは分け与えるものではない。自分を満たした結果、溢れ出るものです。

と、偉そうに書きましたが、私のnoteを見てくださる方は圧倒的に少数なので、これからも書きたいことを書かせていただきます。
それでも、この世の中に僅かな豊かさを提供できたら、これ以上ない喜びです。

今日も、皆さまの幸福を願い、筆を置きます。ご精読、誠にありがとうございました!

金額ではなく、お気持ちと行動に涙です! 現在無職なので、サポートはお米の購入に充てさせていただきます。これで生きてゆけます。