わたしと化粧

いつも電車の中とか歩いているときとか
考えていることはたくさんあるのに
なかなか文章にまとめる時間がとれなくて
時間ができた頃には疲れ切っていたり情熱がそがれていたりして
なかなか形にできないな。

そうこうしている間に切なさとか怒りとか愛しさとかいろいろな感情が
ぱちぱち消えて平坦になってしまうのはかなしい。

でも、今日もあまり頭を使いたくないから
思いついたことをだらだら書きます。

はい、タイトルは「わたしと化粧」。

さっき化粧を落としながら
「わたしいつまで目の下にキラキラのラメを引くんだろう」って思った。
もう30なのに。

わたしの家は母がまったく化粧をしない人(口紅をつけるくらい)で
子供が化粧をすることにも難色を示す人だったので
わたしが化粧を始めたのは大学生になってからだった。
まわりの同級生たちが慣れた感じでばっちりメイクをしている中、
わたしは当初やり方も必要なアイテムもまったく分からず、母を呪った。

意を決して恥を偲んでコスメカウンターへ行き、
化粧の濃いおねえさんに一通りの手順を教えてはもらったものの
化粧をほどこした鏡の中のわたしは
無理して大人の仮面をかぶっているのがバレバレで
「きれい」というよりちぐはぐで
余計痛々しく田舎くさくみえるような気がした。

ちがうちがう、こういう風になりたいんじゃない。
でも化粧をしなければ…。
そう焦っていたわたしを救ってくれたのは、当時全盛期だった
mixiのYUKIのコミュニティだった。
今は禁止されているみたいだけれど、当時はYUKIのファンの子たちが
YUKIに似せたヘアメイクやファッションをして
その自撮りと使用している化粧品ややり方を紹介するスレがあったのだ。
クオリティは高かったし、ナチュラルだけれど可愛いYUKIちゃんは
まさにわたしのなりたい理想の顔だったので、非常に勉強になった。
授業と授業の間の休み時間はいつも学校のPCルームに行って、
mixiを開いてはなめるようにYUKIメイクのスレを熟読していた
(あの頃はスマホもない時代だった)。

目の下にゴールドやシルバーのラメを引くと
目元がやさしい感じになってYUKIっぽくなること、
アイライナー(時にはマスカラも)は黒だとケバくなるので
茶色がいいこと、
アイシャドウはベージュやゴールドなどで明るくし、
陰影をつけるならやわらかい茶色系のグラデーションがいいこと。
当時の(今も?)一般的なメイクは
『アイライナーはがっつり黒で囲み目、
アイシャドウはパープル系や濃いブラウンのグラデーションで
リップはもちろんモテそうなおすまし・OLピンク』
が定番だったので、それを思いっきり無視したYUKIメイクを知った時は
目からウロコだったけど、実際にやってみると肌なじみがよくて簡単だし、
すごく理想に近い顔になれてうれしかった。
今でも涙袋に初めてゴールドのラメライナーを引いたときの
感動は忘れられないね。
「うわああああ、目元がYUKIちゃんみたい♡」って
めっちゃ感激したのを覚えている。
今まで義務みたいだった化粧が楽しくなったのはYUKIメイクのおかげだし、
YUKIメイクで学んだことは今でもわたしの化粧の基本になっている。
ありがとう、YUKIちゃんと当時のmixiのコミュニティの人たち!!

で、いつまで涙袋にラメを引くかですが、まだ止められないなあと思う。
だって引いてる方が可愛いんだもん。
学生の時はマジョマジョのラメライナーを使ってたけど、
さすがにそれはギラギラしすぎるのでやめて、
今はラブドロップスの涙袋ウルミライナーのコーラルピンクを使ってます。
それでも人によっちゃあ、ラメラメしすぎてるよって
思われてるかもしれませんが…。
もっと年取って目の下がシワやらクマやらでやばくなってきたら
そこにラメ引くのも痛々しいのでやめようと思います。
わたしが学生の頃は涙袋専用の化粧品なんてなかったけど
今はいっぱいあるから助かるね~。

あまり難しいことは書かずに今晩は終わる。


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