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きょうもいいなり。

きょうも食道が気管が胃が腸が。唸りとも叫びともつかない警告音。聞く耳を持たない「そいつ」のために、どんな手段どんな感覚を使ってでも伝えてやるんだ、という意思を感じる。一つの個体ではない、とでも言いたげに。うるさい、わたしはこれがしたいんだ。そんなことをしようものなら、サイクルが1周もしないうちに全火災報知器が鳴り出す。火元はどこか分からない。そうやって沈静化しようと原因探しをし続けているからいつまでたってもそのアラームのスヌーズは解除されないのだ。じゃあどうしろというんだ。「そいつ」は困惑する。そんなもの自分で考えろ。自分で感じろ。わたしは余計な機能を選んでこの部屋に飛び込んできてしまったな、という気持ちできょうも機械のいいなりになることしかできない。

どうも〜