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カップ麺の思い出

私はこう見えて、幼い頃は気が弱くて意地悪されやすい子だった。何かされても言い返せない。大勢の前で話をするなんて問題外。日直当番で司会や号令を掛けなければならない時なんて、いつも声がプルプルしてた。プリントが足りなくても「先生、足りません✋」と皆の前で言えなかったし、授業中に指名されても答えが分かってるけど「分かりません」と言うほどだった。今では全く考えられないけどねw

小学生のある日、イジメっ子との会話の中でカップ麺の話題になった。実は、カップ麺を食べたことがなかった。もちろん、存在自体は知っていた。当時の母は専業主婦。インスタント食品や冷凍食品が食卓に並ぶことはなかった…と記憶している。何せ、幼児の時は洋服まで作ってくれていたレベルだった。

「ERINAちゃんはどのカップ麺が好き?」と聞かれたので、「私、食べたことない」と答えた。イジメっ子はビックリしていた。多分、その子の中では「米を食べたことがない日本人を見た」感覚だったのだろう。そして、想定していなかったことを言われた。

「ERINAちゃんの家、貧乏なの?かわいそう」

「…はぁ!?💐てめぇ、何言ってやがる!!💐どうしたらそんな発想になるんだよ!!💐マジで意味わかんねぇ!!💐」
…って、今だったら言ってやるだろう。たぶんねw

いつも、母がスーパーへ買い物に行く時について行ってた。だから、カップ麺が置いてある売り場を通りかかった時に、母にその話をした。

「『えぇ~、○○ちゃんはお母さんにご飯作ってもらえないの~?かわいそう~。』ぐらいのことは言いなさいよ!」
さすが私の母である(違)

「食べたいなら買ってあげる!」と好きな物を選ぶように言われたが、そもそも食べたことがなかったから、何を選んだら良いのか分からなかった。結局、母に選んでもらった。初めてのカップ麺は、確かカップ〇ードルだったと思う。せっかく買ってもらったけど、正直、美味しいと思わなかった記憶がある。

それから〇〇年、まあまあカップ麺のお世話になっている。しかし、最近のカップ麺って何であんなに美味しいの🤔?手軽に作れるし、デブまっしぐらじゃないっ!!💐ちなみに一番のお気に入りは、QTTAのサワークリームオニオン味

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