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投資日記

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塩尻ムセンのはっとり代表が個人的に実施している投資について記録を残しています。
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記事一覧

「産業革命」の呼称について

歴史教科書には、初期のいわゆる「第一次産業革命」がイギリスで起こった、と言う書き方をするのが一般的のようですが、理系の性として定義が曖昧な用語は使いたくないので、以降「エネルギー・動力革命(いわゆる第一次産業革命)」と言う書き方にしようと思います。 理由は、従来動力に一部機械を借りて水力・風力・ヒトや馬の筋力に頼っていたところを、熱力学を応用した蒸気機関で置換して、それまでより大きな動力を安定的に得られるようになったことはその後の影響を考えると時代の画期と捉えるのは妥当と思

大航海時代の始まりから産業革命へ(備忘録)

イギリスで最初の産業革命が起きた理由は自分なりに納得したので、次は大航海時代にポルトガル・スペインが活躍したのになぜイギリスが覇権を握ることになったのか、その流れについて整理してみたいと思いました。以下、筆者独自の視点・仮説を含んでいることにご注意ください。 経済(交易)の中心の変遷のおさらい ・14世紀、イスラムとモンゴルとを結ぶ経済でヴェネツィア・ジェノヴァが栄えていた ・15世紀、大航海時代はリスボン(ポルトガル)が栄えた ・16世紀、アントウェルペン(ネーデルラント

イギリス産業革命前夜

備忘録です。 イギリス産業革命前夜 ・七年戦争が終結し、パリ条約(1763)においてアメリカ及びインドにおけるイギリスのフランスに対する優位が決定づけられた。この後インドはイギリスの原料供給地及び市場となる(綿花を輸入し工場で綿布に加工して輸出する)。 ・イギリスでは中世末期から毛織物の製造が盛んで、農民が副業として織物を問屋制家内工業で生産しており、一部は大規模化し工場制手工業に発展した。これら毛織物工業で蓄積された資本は後に綿織物工業に利用された。 ・インド製綿織

鉄道史①

以下「鉄道の世界史」(悠書館)を参考にしました。 なぜイギリスで産業革命が起き、その後工業で覇権を握ることができたのか?という高校時代以来の疑問に自分が納得できる回答を得るべく還暦を過ぎて世界史の勉強を再開したのですが、これまで理解できたこととして、イギリスの炭鉱で排水に動力が切実に必要とされたため蒸気機関を応用したシステムが実用化されたこと、およびその延長上に蒸気機関車を走らせる鉄道の敷設に世界でいち早く着手できたことを挙げたいと思います。本文では鉄道が成立した過程をごく

情報伝達手段の変遷

筆者の生業であるネット通販は物流と決済から成り立っています。物流についてごく大まかに書いたので次に決済を大きく捉えて情報伝達手段の変遷について書いてみることにします。 ①話し言葉、そして数字・文字の発明 物々交換をする際に最低限口頭か文字による会話が必要でしょう。その際数字の意思疎通も必要でしょう。後で揉めないように記録もしておきたいでしょう。と言うわけでそれまで使われていたであろう話し言葉に加えて商業が始まると同時期には数字や文字が発明されていたものと考えられます。広い

輸送手段と動力源の変遷

最初にお断りしておきますが以下文章は備忘録です。(調べて書く時間がない言い訳です) == 経済とは物作りをして、もしくは他所から調達して他人と交換する、また貨幣を投資して回収する、と言う一連の流れです。筆者はネット通販をしている関係で、物を売って代金を回収する、つまり物流と決済手段を支える技術や仕組みの歴史、背景を整理しておきたいと思ったのがこの一連の文章を認めるに至った動機です。 さて、決済手段の歴史は後日書くとして、まずは経済の始まりから物流とそれを支える技術等について

貨幣の変遷

経済を語るのに貨幣を外すわけにはいかないので、最初にざっと変遷をおさらいしときます。 ①貨幣の誕生 物々交換ではいつも欲しいものが欲しい量だけ交換できるとは限らないので、貝殻・石・骨・布・米・家畜・穀物等が物品貨幣として機能した時代があります。その後金属貨幣が登場しますが、腐らず加工が容易で規格化がしやすく比較的頑丈なので蓄積するのに向いているという特徴があり物品貨幣は廃れて行きます。 ②紙幣の誕生 物品貨幣に代わって金、銀、銅等の貴金属が貨幣として使われ始めますが、

経済史を備忘録として書き始める

予告通り、経済史について、自分の備忘録として書き始めることにします。歴史好きの方にすれば当たり前のことでも、歴史をきちんと勉強してこなかった理系技術者にとっては目から鱗なことだったりするので、同じような立場の方にとって役に立つのであれば公開する意味もあるのかなと。 まず経済史を勉強しようと思い立った背景、きっかけについて少々。 ①今仕事としてネット通販に取り組んでいるのですが、これが個人で割と簡単にできるようになったのはここ10年くらいのことです。その昔はネット環境が貧弱

経済発展の歴史について

自分の勉強したことの備忘録として、少しずつ書いていこうと思っています。内容は 貨幣の歴史〜銀貨、銅貨から金と紙幣、デジタル通貨まで 保険、債券、株式、簿記、の歴史 交換から収奪への歴史 等々

10倍株候補②

最低購入価格が20万超えるものを除外しました。 4493 3922 7047 6058 2929 7080 2150 4441 4446 6194 4475 2978 7068 7049 3989 じっくり調査してるうちに機会を逃しそうな気がするので早めに決断しようと思います。失っても惜しくない金額で、ということになります。 ここまで

10倍株候補

週刊ダイヤモンド3/18号P.65より、証券コードのみ記す 2929 7049 4435 4493 4449 4880 2978 7047 7068 4431 6027 4446 6194 3922 6058 7064 2150 7320 9279 4441 3984 7080 4475 3989 せっかく24社も候補が上がっているので、まずはこの中に投資したいところがあるか、見てみます。

粗利率に注目!

粗利とは売上高総利益のことです。PLには出てますが、四季報などの要約には出てませんね。経営者なら一番注目すべき指標なはずなのになぜなんでしょう。 私が粗利率に注目するのは、①業界・業種の性格が端的にわかるのと、②その会社が参入障壁を築けているか、がモニターできるからです。 引き続き検討を進めます。

投資対象・手法の検討

慌てて投資して失敗した経験が多いので、しばらく投資対象、投資方針をきちんと考えてから具体的な行動を起こそうと考えています。 まず投資対象は、①短期成長を目指す中小型株と、②安定配当を狙う大型株の2種。後者はいつでもできるのでまずは前者を絞り込みます。 投資手法は、①投資信託はやらない。何やってるかよく見えないし成果の割に手数料が高いから。よって1点集中買いになるのでまずは業種や会社の性格(時価総額とか創業者が現役社長か、とか)を絞り込むところから始めます。 ここまで

投資計画策定中

投資行動の概要を考えました。 これから投資を始めて10年は継続する。それ以後は売買を止めて配当をもらうだけにする予定だが10年後の体調が不明なのでラフに決めておくに留める。 10年後の目標金額は1億円。進捗状況によって引き上げる可能性はある。 毎日株価チェックを要するような投資はしない。デイトレードはもちろんしない。 インデックスを毎月定期買い付けするような買い方もしない。成長が遅すぎて10年ではまとまった資産にならないだろうから。 投資方針は真逆の2つ。ひとつは資