見出し画像

20代の料理人が語りあう場所~Easy going~ vol.02の告知も兼ね

モートンズの福田浩二さんと始めたU–30の勉強会「Easy going」を7月末に、5人の若い料理人が集まってくれました

和食店に勤める料理人が3人、キュイジニエが1人、パティシエが1人。そして、会場になったnyonya(ニョニャ、中目黒)の20代のシェフのモモちゃんもアシスタントで参加してくれました。

会場になった中目黒のBISTRO NYONYA。定休日を開けていただきありがとうございました。

この企画の思うところについては、noteに以前まとめてあるのでそちらを。

Easy goingってどんなことやってるのよ?

初回は「海外のキッチンに入ったときに最初に担当するコールドまわりの仕事」を想定して、Kojiさんにレシピを制作してもらいました。そのレシピを実際に、現場で使う英語を交えながら作ってもらい、参加者に食べてもるという流れです。

使う食材は、これもEasy goingのもうひとつの個性なんですが、オーストラリアやニュージーランドといった、まだ日本では馴染みのないオセアニアの食材を選び、その現地での使い方なども説明していきます。

今回は、オセアニアでもポピュラーな食材の牡蠣を使った「牡蠣の海水ジュレ」(写真1枚目)、ニュージーランドの高級サーモン「オラキングサーモン」と、オーストラリアの人がみんな大好きというビーツを使った「オラキングサーモンのコンフィ ビーツと紫イモ」(写真2枚目)の2品でした。

いくつかのコミュニティに横断して所属しているメリット

そのあとは、ゆるーく懇親会。

僕自身もそうでしたが、20代って目の前のことに精一杯で、自分の会社以外で同業者、かつ近い世代で話す機会ってなかなかなかったんですよね。

最近よく感じるのは、自分のなかの個性や発想とかを、1つのコミュニティのなかで発揮していこうとするのってけっこう難しいということ。

20代くらいのときって、多くの場合、職場が唯一のコミュニティであることが多いんですよね。たいてい上司の考え方がすべてで、それ以外の考え方や仕事の進め方は正しくないと思い込んでしまうことになる。

だけど、そういうのってほとんどがコミュニティ内でのみ最適化されたもの。別のコミュニティだと、別の最適化がされているんです。そういうことを体験していると、たとえば自分のルセットがぼろくそに言われたとしても、それはそのコミュニティ内での評価であって、違う場所ではまったく違う評価を得ることだってある(賞賛されることもあれば、まったく違った理由でぼろくそに言われることも)。

早い話、いろいろなコミュニティに所属していた方が、自分の承認欲求を満たされる可能性が高いってことなんですが、「ここじゃなくてもいいか」と思えるのって、結構強いし、まわりに対しても「人は人」と思えるようにもなり、多様性を理解しやすくなる。そしてなにより、いろんな場所に存在価値を少しづつ置いておいた方が、日々のモチベーションに繋がるんですよね。

あと、やっぱり初めての人との会話は発見が多い。僕自身、MAGARIっていうポップアップ編集室を週一でやるようになって、今まで離したことのなかったような職業の人と交流が生まれ、40歳すぎても、さまざまな価値観に触れることができるので、MAGARIするたびに「今日はどんな話ができるだろう」ってワクワクしている。こういうのを20代でやってたら、人生変わったろうな、って思うんです。

そんなことを考えていることもあって、勉強会のあとは、できるだけ20代の料理人同士で夢を語り合ったりしてコミュニケーションとってもらって、お互いの店に行き来したり、食べ歩き仲間になってもらえればいいな思っています。いつかEasy goingに参加してくれた料理人同士でポップアップレストランとか、コラボができたら、ムチャクチャ最高で、きっと涙で前が見えなくなると思います。

もちろんKojiさんや僕も、いろいろアドバイスできることはあるので、相談所みたいに懇親会を使ってもらってもまったく問題ないです(むしろうれしい!)

Easy going vol.02開催します!

第2回を下記の日程で行います。

日時/9月15日(日) 18時〜19時30分ころまで参加費/3000円(料理2品試食あり)場所/中目黒 ビストロニョニャ定員/6名※イベント終了後、ワインを飲みながら語り合う懇親会あり(キャッシュオン制)

なお、次回のテーマ食材は、前回に引き続き「ビーツ」と、オーストラリア産の「ラム」。この2つの食材を中心にした2品をkojiさんに作ってもらいます!

・海外で仕事をしてみたい

・オセアニアの食材やトレンドを知りたい

・同じ世代と情報共有をしてみたい

・業界の先輩の話を聞いてみたい

そんな20代の料理人の参加をお待ちしております。

参加のお申し込みは、僕のTwitterにダイレクトメッセージか、noteにコメントしてもらっても構わないです! Twitterで反応してくれた方には、積極的に勧誘させていただきます!


料理人付き編集者の活動などにご賛同いただけたら、サポートいただけるとうれしいです!