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社会人1年目で出会いたかった本たち

右も左もわからなかった社会人1年目。

私は、当時としてはそこまで多くなかったインターンシップに行っていましたが、参加先がベンチャー企業だったこともあり、実際に入社した創業70年を超える企業では全く勝手が違いました。

そうでなくても社会人1年目は実践経験ゼロ!そんなときは、他人の経験を買って身につけることができる本から社会人のイロハを学ぶのが一番です。

今でこそ普通だと思うことも多いですが、初心を忘れないためにも、学びになる本をご紹介します。

本質的要素だけに注力しよう

最初に紹介するのは、グラッグ・マキューン著の『エッセンシャル思考』です。

過去の記事でも紹介しましたが、自分がなかなか捨てられない良くない考え方を、バッサリと否定してくれる本なので大好きです。

この本で紹介しているエッセンシャル思考では、「どれも大事」というのは間違いで「大事なものはめったにない」が真実であると書かれています。

最近の私はディレクション業務を行っていますので、納期と工数の板挟みに合い、判断を求められることがあります。

そんなとき、リリースに向けて大切な要素かどうかを判断し、切り捨てることの判断にこのエッセンシャル思考が当てはまると思っています。

優先順位をつけ、究極的には不要なものを切り捨て、とにかく短期間で成果を上げることを社会人1年目に身につけられると、成功体験を積み上げやすくなり、仕事がさらに楽しくなると思いました。

著者の他の本を5年以上待ち望んでいたんですが、2021年12月に『エフォートレス思考』が発売なので必ず買います。

著者が出会った「仕事ができる人」の行動集

次に紹介するのは安達裕哉著の『「仕事ができるやつになる最短の道』です。

コンサルで多くの会社を訪問し、何千人もの働く方を見てきた著者が見聞きした仕事をする上での工夫と継続的な努力について、エピソード形式で紹介されている本です。

今日からできることや、1ヶ月かけてじっくり取り組むことなどで纏められているし、エピソードなので非常に読みやすい。

この本の中でも、新卒3年間で気づきたかったこととしては、「一番偉いのは最初に案を出すやつ」という話です。

案に対する批判や意見は簡単です。でも、それがないと議論が生まれづらいですし、話がとっ散らかってしまう可能性もあります。

叩きでも構わないので、話しの骨組みになるものをまずは提出すべきだと思います。

私は、より良い案が出るように「叩きを作るので皆で叩きまくってください」と言っています。

見やすい資料の作り方

最後は前田鎌利著の「社内プレゼンの資料作成術」です。

こちらでけ毛色が違い、テクニック集というかサンプル集というか、そういった本です。

ただ、デザイナーでもない人間が、パッと頭に入る資料を作ったり、資料上のデータに説得力を増させるために、かなり役立つかと思います。

私は最近はプレゼン資料のようなものを作ることは無くなってしまいましたが、データ分析結果のグラフで一番見て欲しいラインを太くしたりするなど、ちょっとしたことは参考にしています。

前述のように、ビジュアルのテクニックが多いので文字で説明はしづらいですが、短い時間で誰かを説得する機会が多い方には大いにオススメです。

最後に

実はまだまだあるのですが、今回は読みやすいものを3冊だけご紹介しました。

新卒の方、初心を忘れたくない方にはオススメの本たちです。



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