見出し画像

駅ピアノ その地はリヴィエラまたはコート・ダジュール #8

ニースビーユ駅の構内にはピアノが設置され、誰かがいつも思い思いに弾いている。
 今日は、ローマとパリから来たピアニストが映画「スティング」を楽しげに弾いていた。 

 駅ピアノは、弾く人の人生の断片が音符にのって語られる。演奏に足を止める聴衆は、名前も知らぬ人達と、数分間の時間を共有し、またそれぞれの人生へ戻っていく。
1人で旅行していると、そういう控えめなふれあいが嬉しい。ら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?