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小説の構成要素と上達のための知のツール・もくじ

このコラム群では、小説や物語を作るときに私がよく使う、考え方と知のツールを紹介していきます。

概要

私は、創作物全般の基本となる構造を次の図のように考えました。

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創作物は4つの要素「コンテキスト(文脈)-リズム-モチーフ-テーマ」からできています。そして、どんな「意味」を表現するかは「テーマとコンテキスト」、どんな「表象(つまり伝える方法)」で表現するかは「モチーフとリズム」から決まります。

くわえて、「テーマとモチーフ」は合わせて「コンセプト(概念)」と呼び、モチーフはコンテキストからの影響によって「役割」に差が出てきます。

コンテキストとリズムの違いは、「コンテキスト」がモチーフを並べる順序を決めるのに対して、「リズム」は順序はあまり決めず、代わりにモチーフの間隔を決めるのものと考えています。

これを小説バージョンに置き換えると次の図のようになります。

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コンテキストはすなわち「ストーリー」、そして表象は「叙述」となります。「叙述」とは、この場合「文字を用いた表現」全般を指します。これはさらに下位分類として3つの要素、つまり「描写・場面・説明」を持ちます。

それと、小説における最も注目される主要なモチーフとして「キャラ」が挙げられます。キャラは叙述の中でも「場面」、その中でも特に「会話」と密接に関わっています。キャラが書けるかどうかが、場面が書けるかどうかに直結します。

もくじ

では、それぞれの要素をどうやって書いていくのか、より上手く書けるようになるためにはどうすればいいのか、それを次のコラムにまとめました。

1. 

2.

3.


4.


5.

興味のあるものがあれば、ぜひご覧ください。


レベルアップの目標と目安

初心者が中級者になっていくために、次の順序でステップアップを図るといいです。

1. 作品をたくさん作る(あるいは長く続ける)。
2. 作品を完成させる。
3. 最後まで読んでもらえる作品を作る。
4. 続きが読みたくなる作品を作る。
5. たくさんの人に読んでもらえる作品を作る。

必ず第1ステップから始め、現在のステップが上手くいかなくなったら、一つ前のステップに戻るような形で、一歩ずつ着実に進んでいくといいでしょう。

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