ing形とto不定詞、どちらを使うのか分からなくなってしまう時があると思います。Grammar in Use のユニット56 ~ 58を参考にして、微妙なニュアンスの違いによって~ing形とto不定詞を使い分けることができるようになりましょう。
~ing形がつく動詞、to不定詞がつく動詞を覚える
~ing形が後から着く動詞
こちらではadmitの例文のみをご紹介します。他の動詞の例文については、ご自身で英英辞書を参考に調べてみてください。
admit + to の形で使われる場合は、主語が受動態の形になる場合のようです。
to不定詞が続く動詞
こちらではaffordの例文のみをご紹介します。他の動詞の例文については、ご自身で英英辞書を参考に調べてみてください。
We can't afford to go on vacation this summer. この夏は休暇に行く余裕がありません。
ing形またはto不定詞の使い分け
ing形またはto不定詞の使い分けで、混乱する英語学習者の方も多いかと思います。こちらでは remember, regret, go on の動詞の場合の使い分けについて説明をしていきます。
remember ~ ing
この場合、「何かをしたことを覚えている=やったことを覚えている。」「何かをしてそのことを思い出したのはその後」というニュアンスを含めることができます。
remember to do
この場合、「何かをすることを思い出した = やらなければならないことを思い出したので、それをやった。」「何かする前に、その何かすることを思い出す。
regret ~ ing
この場合「したことを後悔している=してしまったのに今さら。後悔している="I am sorry about it "である」というニュアンスが含まれます。
regre to
この場合「申し上げにくいのですが/お伝えしたいのですが/お知らせしたいのですが 、と言わなければならないことを残念に思っている」ニュアンスを含ませることができます。
go on ~ ing
この場合「何かを続ける = は同じことをやり続ける」というニュアンスを含めることができます。
go on to
この場合、「 新しいことをする、または言う」というニュアンスを含めることができます。
~ing形またはto不定詞を使っても同じ意味になる動詞
これまた混乱しやすい知識になります。英作文をしたり、多くの英文章を読んでいくうちに実際に使われている場面に遭遇したりして、慣れていきましょう。begin, start, continue, intend, bother があります。
~ing形の後に~ing形は使わない
通常、現在進行形を使って It's starting … (… し始めている)と言いたいときは、その後に~ing形は使わず、to不定詞を使います。
try to do と try ~ ing の違い
こちらもよく混乱する文法知識です。この際にすっきりと整理をさせておきましょう。
try to do:
しようとする、しようと努力する
try something / try doing something:
実験やテストとしてやってみる
something または doing something がくるというのは、名詞または名詞句をtryの後に置くということです。句と節の違いは、句は主語と動詞がない、節は主語と文章がある英文ということです。
比較
need to do と need ~ ing の違い
I need to do something:
自分にとって必要なことである
need ~ing:
something needs -ing の形で使われ、主語が〜を必要としている。という意味になる。主語が「無生物=物・事」である場合、そのニュアンスとしては「主語が〜される必要がある」と受動態のニュアンスを含むことに注目したいところです。
比較
help と can't help の違い
動詞helpにはtoの利用の有無は問わない
こちらの文法知識はTOEICの文法問題によく出ますので、覚えておきましょう。
I can't help doing something:
それをする自分を止められない
ing形、to不定詞どちらも使える場合、 like, love, hate
繰り返される動作について話すときは、動詞「love」「like」「hate」の後に - ing または to... を使うことができます。
しかし、以下の英文法ルールに注意してください。
(1)すでに存在する(存在した)状況について話すときは、-ing形 を使う。
「like to do 」と「 like = ~ ing 」は違う。
I like doing something:
やっていて楽しい
I like to do something:
自分で選んでやっている(でも、もしかしたら楽しくないかもしれない)
enjoyとmindには-ing形を使う
こちらの文法知識はTOEICや他の試験でも頻出の文法知識です。
Would like / would love にはto不定詞が続く
Would like./ would love などは、通常、to不定詞が続きます。
like to / like ~ ing と would like to の違い
would you mind ~ の後には~ing形が続く
I would like to have done の意味
I would like to have done something:
やらなかった、できなかったと今になって後悔している
would love / would hate / would prefer の後には to have + 過去分詞が続く
ワーク付きYoutube解説動画
Grammar in Use にはワークもついています。習った文法の知識を実践する良い機会です。下記のYoutube動画ではじっくりとunit 25を解説しています。お時間があるかた、じっくりとGIUに取り組みたい方は下記のYoutubeチャンネルをご利用ください。