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岡山の片隅で生きている、心は関西人なエセ岡山人。珪藻土マットみたいにけっこうドライ。ひ…

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岡山の片隅で生きている、心は関西人なエセ岡山人。珪藻土マットみたいにけっこうドライ。ひっそりと何気ない日常を、ちょっとなんかあった日常を、ぱらっと明るく楽しく書けたら。

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  • ポジティブな貧乏学生

最近の記事

めっちゃちょっと見えた

今日はどうやら祭りのようだ。ようだというのは、花火が見えたし、世間的にそのような季節だからだ。岡山に祭りを一緒に行くような友達もいないし、家にテレビもないので、知らないけれど。 朝からずっといるこの一人暮らしの部屋にクーラーのドライモードを効かせて夜ご飯を食べていると、外から発砲音がする。しかも何発も。なんだなんだと、野次馬の性が出てしまって、窓を開ける。もったりとした空気の中に、発砲音がまた響き渡る。どこだどこだと住宅の灯りで一層暗く見える闇のなかで目を凝らす。やっと見つ

    • おっさん友達のすすめ

      おっさん達を友達にするといい。 美味しいお店とお酒を知っている。 そして、人生の山谷を乗り越えており、的確なアドバイスがもらえる。 ある程度味方になってくれるから、これは君にとっていいとか、自分だったらできなかったなあ、何てお世辞を挟みながら。でも、やってはいけないことやしないほうがいいんじゃないかとおっさんが思うときには、きっぱりそれはあかんやろと言ってくれる。自分軸がブレたときのおっさん軸なるもの、ときどき頼りにしている。 おっさんの定義は、自分が「おっさん」と呼ん

      • 本を読みたい週末

        私は本をまあまあ読む。買うか借りる派に分けるとすれば、借りる派だ。理由は2つ。本を買うお金と本を置く場所がないからだ。 岡山にきて5年が経つ。気の置けない友達がいない私は、週末予定が入るわけでもなく、アルバイトと図書館と下宿先を行ったり来たりする。コロナが流行った時は、一人の時間が多すぎて、ああ、もういや、と思ったものだが、久しぶりに人と会うと、楽しいものの、どっと疲れて一日が過ぎて、あっという間に日曜日の夜だ。本を読む週末の方が自分にとって快適だと気付いてから、週の途中に

        • あ、ピンポン玉が。

          今日も1日お疲れさまです。 私はアルバイトが終わって、大学まで期限ギリギリの本を返しに歩いているところ。自転車を修理に出してしまって、ひさしぶりに徒歩で大学へと歩いている。夜風が心地よくて、いい季節だ。 学校に行こうと思えば、私は必ずグラウンドを通らなければならない。今日も大学の図書館へと向かう途中でグラウンドを通ると、ピンポン玉が。 まあ、ボールだし落ちてるもんか。 と思ったものの、あれ。テニスボールをスポーンと打ってしまうことはあっても、ピンポン玉。 一旦通り過ぎた

        めっちゃちょっと見えた

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        • ポジティブな貧乏学生
          7本

        記事

          ウレシイお手紙のすすめ

          私は手紙を書くのが好きだ。同世代の若者の中でも手紙をよく出す方だと思う。振り返ってみると、小学6年生の時、仲の良かった友達が転校してしまうとのことで始まった文通のおかげかもしれない。文通はその時から今に至るまで、10年間くらい続いている。 このデジタルにあふれた時代に、アナログな手紙は時代遅れだろうか。でも、私は、わざわざアナログを選んだその人の温もりや文字から伝わる人柄、便箋やポストカードのセンスにうぉ〜っと唸ってしまう。私が手紙を送るときにも、送った本人だけでなく、友人

          ウレシイお手紙のすすめ

          銀世界を切り取る窓

          銀世界を切り取る窓

          今日習った肉じゃが。Noと言えない自分が憎たらしいよ、肉じゃがだけに。

          今日習った肉じゃが。Noと言えない自分が憎たらしいよ、肉じゃがだけに。

          断れない性格

          今日ははじめてお料理教室とやらに行ってみた。友達の紹介で、料理の基礎を学ぶコースに。肉じゃがを作りました。 ジャガイモやニンジンがこんな大きさで!と思うほど大きなまま投入し、調味料の順番もはじめて知ることばかり。とても有意義な時間を過ごした。ところが、新参者には当然、勧誘がつきものだ。 料理時間より、長い時間をかけて説明と契約を進める。今日は2時間って聞いてたんだけどなぁ〜と思いながら、スタッフの説明を聞き、契約するコースを決めていく。今日は考えるつもりで来ましたというと、

          断れない性格

          あさこさん

          昨日話したように、最近ちょっとうつ気味だ。 今日は朝6時から目が覚めているのに、やっとお昼の11時ごろにのそのそと布団から脱出成功。 ちょっと部屋を片付けただけでお昼になり、あぁもうこんな時間と、ちょっとため息をつく。 私は本を読むのが好きだ。 長期休みに入ると図書館で数十冊と借りてきて、ひたすら読む。 今日読んだのは、いとうあさこさんの「あぁ、だから一人はいやなんだ。」 期待通りのおもしろさ。あさこさんの話し言葉そのままで書いてあるので、読んでいると、あさこさんバージ

          あさこさん

          双極性障害ニガタ??

          お医者さんの口から出たのは、「おそらく、双極性うつ病2型ですね。」 私は、ああ、やっぱり、と思った。 私は現在医療系の学部に通っている。(4月でやっと5年生!)ここ2年間、コロナで誰にも会うことがない時間が続いた。オンライン講義が毎日8コマ、2年間続いた。朝、机の前に座り、パソコンを広げ、慌ただしくお昼を済ませる。空気のこもった部屋で眠気に耐えながら午後の授業を終えるとすでに暗い。そして、バイトはコロナ関係でドタキャン、唯一登校した日の実習ではクラスメイトがコロナになったの

          双極性障害ニガタ??

          献血ができなかった日

          大学で赤十字の献血センターに見学に行ってから、2回ほど献血を行ったことがある。コロナ対策のため、予約制になっている。 緊急事態宣言中のためか、献血が足りていないというLINEのメッセージを受け取り、意気込んで昨日献血の予約をした。 朝一番に献血センターに到着。意外と人がいる。予約の人と、当日受入を含め、ざっと15人。予約していたので、時間通りに受付をしてもらう。 注意書きや朝食の時間を聞かれ、淡々と答える。ところがそこで、問題発生。体重測定を行うわけだが、47kgだった

          献血ができなかった日

          金曜日を制するものは週末を制する。

          サムネイルの画像は内容と何ら関係がございません。みんなのフォトギャラリーから拝借した。皆様の写真がいいな〜と思うものばかりで、最近はここから選ぶことが一つの楽しみである。 そして今週の出来事といえば、皆既月食。岡山では見ることができませんでしたが、北海道の友人がSNSに投稿していた。こういう面でSNSいいなと感じる。 さて、今日は金曜日。世の中の4クォーター制の大学に通う大学生は絶賛テスト期間中である。私もその一人。今日1つ目の試験が終わった。(残り10個です、、、)終わ

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          全国のアルバイターたちへ

          「たにちゃん、明日からお店休みにするから、バイト来なくて大丈夫やけん。緊急事態宣言中の3週間だけと思うけど、また客足戻ってきたら声かけるが。」 今週一番、いや、今年に入って一番衝撃だった、アルバイト先の焼き鳥屋さんオーナーからのLINEでの一言。大学の講義中にしたスマホのチラ見では明らかに足りなく、あまりに残酷なメッセージだった。 そして、その時の私の心の中。 明日から、どうすんねん。今月これぐらい稼いで、他のバイトのシフト決まってしまってるし!というか、こんな重要なこ

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          初めてのひとり登山

          私は登山が嫌いだった。理由は、登山をきっかけに友達と喧嘩をして、その後も頑固な二人は仲直りせずに最悪な雰囲気で旅行をした、そして、就職もあって物理的距離が離れたこともあってか、それっきり会ってないという苦い思い出があるからだ。それ以来、2年くらい山には一歩も入っていなかった。 最近、一緒に登ってくれる人がいて、ようやく登山嫌いを払拭しはじめている。しかし、その人は東京にいて、こんなご時世だから「山に登りたい!」というときに気軽には誘えない。 とある土曜日。その日は、全てが

          初めてのひとり登山

          誰かの幸せなんて願えないとき

          随分noteをご無沙汰していたが、岡山に緊急事態宣言がでて、大学はオンライン授業になり、私の居場所であった図書館は休館。誰とも話さない毎日が続く。毎日舐めるように見ていたスーパーのチラシは、混雑を避けるために中止。ああ、なんてこったという今日。 私は(人並みに)いろんなコンプレックスを持っており、一人でいるとネガティブ思考に全力で突っ込んでいくタイプだ。だから、このような静かすぎる日常は、毎日が灰色で、なんとなく毎日が過ぎていく。そんな中、アルバイト先の飲食店の休業によるア

          誰かの幸せなんて願えないとき

          生活レベルと生活用品をあわせると心が安定した話。

          家には(私にとっては)高価なAppleのデスクトップパソコンがある。私は大学支給のノートパソコンがあるので、もちろんこの一年使わなかった。 これがあると、精神が不安定になる。私の心の声はこうだ。 「お金持ってないのに、なんでこんなものあるんだろう。あるのはありがたいけど、使うとなるとデスクトップだから電気代かさむから使いたくないな。今のこの貧乏生活に似合わないよね、、、やっぱりいらないよ、、でも、まあ、ノートパソコン壊れたときに使えるし、置いといていっか。」 去年度まで

          生活レベルと生活用品をあわせると心が安定した話。