マーケティングは販売の戦略を練ったり、売上の目標値を設定したりするときに重要な概念なのでしっかり理解したい。

マーケティングは、3つのコンセプトから構成される。

①マーケット
②メディア
③メッセージ
である。

マーケットとはその商品やサービスを誰に売るのかを明確にすること。

男性に売るのか、それとも女性か。

若者かそれともシニア世代かという絞り込みは誰もが思い付く。

だけど、これだけでは不十分。

世の中のどこに自分の商品やサービスの需要があるのかを分析しなければならない。

例えば、美容に関する商品。

体の贅肉を解消する器具やサプリメントなどを売る時、単に肥満で悩んでいる人ではなく、出産後、お腹の肉がたるんでいる女性をターゲットにするという方法がある。

出産間もない女性はそれこそ肥満やお腹の肉の付き方に悩んでいる。

普通の肥満の人より深刻なこともある。

彼女たちは何か良い解決策はないものかと悩んでいるのである。

そうした女性にピンポイント攻撃にようにセールスを仕掛けたら、広い範囲の数多くの女性たちに売り込むより、効率的に契約をもらえる。

「この商品はボディに効きます。出産後のたるんだお腹の問題を解決してくれますよ」

この言葉にお客様は思わず身を乗り出すだろう。

中には「こんな良い商品をよく開発してくれた」と自分の会社に感謝してくれる人も出てくるはず。

大切なのは、ピンポイントでターゲットを絞り、的確な営業をかけることである。