睡眠不足は危険!

睡眠不足により、相手の表情を読む能力が低下する。

ある研究では、16人の男女に、敵意ゼロの状態から敵意むき出しの状態までグラデーションをつけて、少しずつ敵意が増していくような写真を見せた。

そして、どこで敵意を感じるか、どの画像が敵意を持っていて、どの画像が自分に対して友好的なのかを見分けてもらう実験を、次の2つのグループに分けて行った。

①熟睡した直後に行ったグループ
②24時間ぶっ通しで起きて徹夜した直後に行ったグループ

その結果、徹夜した状態で画像を見ると、ほとんどの参加者たちが、友好的な表情と敵意を向けてきている表情の区別がつかなくなり、全ての画像を敵意があると判断した。

そのため、睡眠不足のせいで周りが敵意に見えるということは大いにある。

さらに、睡眠不足のグループをCTでスキャンすると、脳の島皮質と前帯状皮質の働きが非常に鈍っていることがわかった。

これは感情を読む能力を司っているとされている部位で、そのため人間の表情を見分けられなくなった。

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