コミュニケーションを取るにあたり、基本的にどんな場面でも、伝えたいメッセージは一つに絞るように心がけたい。

伝えたいことを一度にたくさん話しても、相手にはなかなか伝わらないもの。

これは人の話を聞く時の集中力には、限界があるから。

例えば、大事なプレゼンや発表、打ち合わせ、告白などにおいて、複数のことを伝えようとすると、相手の集中力や記憶力が分散してしまい、結局何が言いたかったのかわからない。

伝わらない、あるいは記憶に残らないという事が往々にして起こる。

また、伝える側にしても、いろいろ伝えようとすることで、緊張しやすく焦りやすくなる。

また、たくさんのメッセージや情報を伝えようとすると、自ずと覚えることも多くなる。

「伝え忘れたらどうしよう。分かってもらえなかったらどうしよう。間違えたらどうしよう。」

このような不安が頭をよぎることにもなる。

緊張したり、焦ったりすることが無い人もいる。

それは、「伝えたいことは一つだけ。一つだけメッセージを伝える」と決めているから。

細部については、多少間違おうが、どうなろうが構わないと思えばいい。

要するに、「たった一つの伝えたいこと」が伝わればいいので、細部まで完璧に伝える必要はない。