禅の世界で使われてきたトレーニング!

畏経行は、日常の中に超越性を探すために開発されたトレーニングである。

禅の世界で使われてきた手法を応用したもので、8週間の実践により自己本位な行動の量が減り、日常の幸福度が大きく改善したと報告されている。

①6秒で息を吸って6秒で吐くペースで深呼吸を行いつつ、いつものように街中を歩く。

②「見慣れた光景の中に、今まで気づかなかったような新たな驚きや感動はないか?」と自問しつつウォーキングを続ける。
ただし、意識して特定のものに集中するのではなく、周囲の音、映像、匂いなどが感覚に入ってくるままに任せる。

③ウォーキングの最中に考え事を始めたら、一旦呼吸に注意を戻して6秒の深呼吸を繰り返し、また驚きや感動を探す作業に戻る。

畏経行のプロセスは以上である。

最初は苦労するが、一旦感覚をつかめば超越性はどこでも見つけられる。

人によっては川の流れに神秘を感じるケースもあるし、またある人にとっては缶ジュースのプルタブを発明した人の頭脳に驚くだろう。

どのポイントに反応するかは人それぞれだが、どんな見慣れた光景にも必ず超越性の種は眠っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?