将来的にお金持ちになれるかどうか。

10年後、20年後の成果を分けるのは、長期的な視点を持てるかどうかにかかっている。

例えば、こんな質問に対してどう答えるだろうか？

「レストランで太郎という男性がコーヒーを飲みながら考え事をしている。彼が考えていたのは、これから先のことについて。では、彼は具体的に何を考えていたのだろうか？思い付いたことを述べて下さい」

これは、長期的視点に関する心理学の実験で被験者に投げかけられた質問。

もし、パッと浮かんだ答えが、「今日のコーヒーを出してくれた店員さんは可愛かった。この後の会議が憂鬱。夜ご飯何食べようか。」などだった場合は注意が必要。

というのも、実験では収入の低い人ほど、この質問に対して、「太郎は、待ち合わせをしている知人がいつ来るかを考えていた」など、ごく近い先のことを答えている。

逆に、収入の高い人たちは、「5年後や10年後など、ずっと先の将来のことについて考えていた」と答えている。

つまり、長期的視点を持っているかどうかが、将来的に高い収入を得られるかどうかに関係している。