庶民派アプローチとは?

庶民派アプローチは、「私は皆さんと同じ一般市民です」や「私もあなた方と同じ悩みを抱えているんです」といったように、自分の平凡さを強調して親密さを上げる技法。

政治家や芸能人に好まれる手法で、歌姫と呼ばれる歌手がカップラーメンの話をしたり、資産家のインスタグラマーが薬局の特売日を喜ぶ投稿をしたりと、セレブが一般人に近い存在をアピールする事例はいくらでも見つかる。

この手法が効果的なのは、私達には自分に近しい人にほど親しみを覚える心理があるから。

初対面の相手が同郷の人間だと分かった瞬間から、急に距離が近づいたような感覚が生まれるのはよくあること。

この現象を使って、セレブや政治家は自身の好感度を高めようとする。

このパワーは思うよりも強く、アメリカの歴代大統領はみな庶民派アプローチの達人だった。

マクドナルドで食事をする姿をアピールしたビルクリントン。

ブロッコリー嫌いを告白して親しみやすさを上げたジョージ・ブッシュ。

マキ割りの姿を何度も報道されたロナルド・レーガン。

みんな巨額の富を持つ資産家だったにも関わらず、事あるごとに庶民派の姿を宣伝していた。

事情は日本でも変わらず、最近では総理大臣がパンケーキを食べる姿が話題になっている。

一度試してみるといいだろう。

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