嫌な人を目標に使うとどうなる?

目標に向けて頑張ろうとするときに、尊敬できる人やメンターをモデルにすることがよくある。

例えば、「今年こそは英語を話せるようになる」と思った時には、流暢に英語を話す人を想像する。

あるいは、痩せたいと思った時には、腹筋が割れている人などを想像する。

実は目標によっては、ネガティブなイメージの人を選んだり、イメージする人への軽蔑の感情を活かし、嫌な人を目標達成のために利用したりする方が効果が上がる。

これを尊敬と軽蔑のロールモデルという。

私達の目標には2種類あり、その目標によっては自分が意識すべき人、つまりロールモデルが変わってくる。

ロールという言葉には役割といった意味があり、普通は自分が痩せたいと思っている時には痩せている人を、社会的に成功したいと思っている時には成功者を想像すると思う。

このように、自分がお手本にしたい人を想像するだけで、私達の能力は高まるというのが、ロールモデル理論である。

当然、このロールモデルには、自分が尊敬するメンターやキャラクターなどを使う。

でも、どうやら目標によって自分が全く尊敬できないどころか、軽蔑する人、つまり「こんな人間になったら終わり」と思っている人を想像した方がゴールの達成率が上がる。

自分の周りにいて、いちいちイラっとさせられる人、身の回りの嫌な人間関係を目標に使えるのである。

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