最近はコーヒーチェーン店だけでなく、コンビニなどでも淹れたての美味しいコーヒーが安い値段で買えるようになった。

人はコーヒーの香りをかぐと、説得されやすいくなる。

ある心理学者は、「公衆電話から電話をかけたいので、お金をもらえないか？」と声を掛けて、相手の反応をみる実験をした。

すると、コーヒーの香りがしない場所でお金をくれたのは20％だったのに対し、香りがする場所だと56％に達した。

何と倍以上の開きがあった。

コーヒーの差し入れをする時には、香り効果を最大限に利用するために、カップのふたを開けるとパッと香りが広がりやすい広口タイプのものがいいだろう。

コーヒーの効用は、香りだけではない。

オーストラリアの大学の研究によると、コーヒーに含まれるカフェインを摂取すると、注意力や記憶力が高まって、相手の話にしっかりと耳を傾けるようになった。

その結果、説得されやすくなっている。

もちろん、打ち合わせに行くと、先方がコーヒーを出してくれることも多い。

けれども、あくまでコーヒーはこちらから持参するのがポイント。

なぜなら、返報性の原理が働き、相手が「もらった分は何かの形でお返ししなければ」という気持ちになるからである。