答えの出ない問題を解決するとき・・・

まず認識しておきたいのが、混沌とした状況にいるとき、私達は混乱し、通常の判断力、決断力を発揮することができない。

答えの出ない悩みについて考えるうちに、思考が袋小路に入り、軽いパニック状態に陥っている。

例えば、今働いている職場でトラブルに巻き込まれて、問題に対処するうち、「どんな仕事をすれば、自分は幸せになれるのか?」「そもそも自分に仕事は必要なのか?」といった内面を深く掘り下げる問いに悩むようになったとする。

当然、こうした自問自答には正解がないから、答えが出ない。

それでも考えずにいられない。これが混沌の状況である。

もし、ここで思考停止状態に陥り、自分は単純な状況にいると思い込み、安易に仕事を辞めるなどの決断を下したら、後悔することになる。

決断によって受けるダメージが最小限になるよう心がけることは、安易な決断を避けるアドバイスでもある。

では、決断によって受けるダメージを最小限にするためにはどうしたらいいか?

それは、答えの出ない悩みの原因、直面している問題の根本を、しっかり掴むこと。

目的地が東にあるのに、南に向かってしまってはどれだけ歩いてもだどり着かない。

悩みの原因、問題の根本を自覚せず、闇雲に選択と決断を繰り返しても混沌は増すばかり。

自分がいる場所(悩みの原因、問題の根本)はここで、向かうべき方角はこっちだと理解すること。

これが決断によって受けるダメージを最小限にするための条件である。

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