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031« 2015年 ストップオーバーでヘルシンキに寄り道

スペインを10日間ほど周った後、乗り継ぎ地のヘルシンキで数日過ごす。
旅の計画で航空券を見ている時に、ストップオーバーという「目的地へ向かう途中の乗り継ぎ地で24時間以上滞在すること」システムがあるのを知った。
そこで復路は、スペインからヘルシンキに到着した3日後にヘルシンキから成田行くことにした。
本当は3日間でなく5日間とか、もっと長くしても良かったのだけど、物価が高い場所では3日間が限度と感じた。
夜間のフライトでヘルシンキに到着。
機内ではうつらうつら程度で眠ることができず、市内に向かうバスの中でぽかんと口を開けて寝入り、気づいた時には終点の中央駅に到着。

ここからトラムに乗って宿の最寄りへ。
しばらく駅のベンチで休憩と思って座っていたら、ヘルシンキボーイにアーユーオーケー?と話しかけられ、寝不足で相当ヤバい顔をしていたと思われる。

トラムの3日券を購入し、宿へ。
市中を走るトラム。自分の地元にも路面電車が走っているので、なんとなく見慣れた光景にも思えた。
宿はトラム駅の目の前で非常に便利であった。
玄関のインターフォンを押し、名前と予約している旨を伝え、古い洋画に出てきそうな手動で扉を閉めるエレベーターに乗りゴゥンゴゥンとゆっくり上昇、ガッタン!と大きな音を立て宿のある階層に到着。ガラガラガラとこれまた手動で扉を開ける。
とても陽気そうなお姉さんに迎えてもらい、宿の説明を受けた後、日本語のヘルシンキガイドブックを手渡された。なんだか嬉しい瞬間だった。
部屋は非常に簡素ながら、室内に洗面台があるのがとても良かった。

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窓からの眺望はビルディングビュー。重厚感のある年季の入った建物だったせいか、あぁ異国だな、、と感じることは出来た。
トラム3日券もあるし、市内のあちこちへ行ってみることにする。

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あらゆるガイドブックに載っているであろう食器などが売っている雑貨屋(ひとつも食器買わずに眺めるのみ)、
カモメ食堂(シナモンロール食べた)、
本屋、本屋の中にあるアァルトカフェ(ベリータルト美味い)、
マーケット(小さい鍋がなんだか可愛くて買ってしまう)、海沿いの露店など。
海沿いの露店で食べたサーモンが乗っかったワンプレートご飯が美味しく、もしこれが2,000円でなく500円くらいだったら2ン等を購入。
帰りの飛行機に乗る前日、宿の近所のレストランに行って食べた肉団子とマッシュポテトが美味しかった。
肉団子にかかっていたのはブルーベリージャムのような甘いソースで、最初は合うんかいな?と怪訝に思ったけど。
マーケットの中にある総菜も美味しかった。自分で選んでお弁当箱に詰めてもらうスタイル。
こう書いてみると3日間食べてばっかりだった。物価が高いから節約しないとなと思ったのは最初だけで、食欲に素直に従い、何を食べても美味しく感じた。

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雨が降り、いくつものトラムの線路が交差する石畳の道が綺麗だった。
また、晴れた日、大聖堂の前の広い階段に座って寛ぐ人々の光景が良かった。
トラムからはテラス席で食事する人を眺めたり。
街中にはいろんな人種の人たちがいるなぁということも感じた。

ヘルシンキ空港までは再びバス。
手荷物検査で引っ掛かり、これはなんだ?と係りの人に荷物をまさぐられ、出てきたのはスーパーで買った円柱型の入れ物に入った塩だった。
30リットルのバックパックで旅に出て、スペインで買った陶器やらの小物、ヘルシンキで買った鍋などを自分の日用品とともに試行錯誤でなんとか詰めた後だったので、勘弁してくれよ、、と呟きながらほとんど出された荷物をまた詰めなおすのにえらい手間取り、飛行機に乗って帰宅。
帰りの飛行機はガラガラで窓からはオーロラが見えた。その時の模様はコチラ

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