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「住む場所を決める」アノ基準のこと


■基準はその土地の「行政」


住む場所を求めて世界各国と日本全国に足を運んだ結果、北海道の旭川を選んだ。旭川に決めたのは「その土地の行政がどうなのか」を重視しているから。例えば、ごみの分別のルールからでもわかることがある。

<例>場所によって違うごみの分別のルール
このルールがとても細かいところがある。原因は、小さい町にはお金が無いこと。お金が無いと、さまざまなごみに対応した焼却炉を用意できない。
古くて小さい焼却炉を使い続ける。火力が弱いと燃やした時に有害物質がたくさん出るから、ごみを分類するしかない。

分別ルールができてしまったからには、日本人の性質上「ルール通りにゴミを分けてない奴は、悪だ!」と思う住民もいる。きっとそんな町は住みにくいだろう。

■選ばなかった北海道札幌市


北海道を選んだのに、大都市の一つである札幌を選ばなかった。札幌で空気が良く、居心地の良さを感じる場所が見当たらなかったことは大前提としてあるが、選ばなかった理由は、行政がひどかったから。次はその2つの例。

<札幌ドームの例>
札幌市が運営している札幌ドーム。日本ハムファイターズが札幌ドームを使うのをやめて出ていった。隣の北広島市で新しい球場を建ててそちらを使用している。

出ていった理由はこれ。

・札幌市が日本ハムへ請求したドーム使用料(グッズやビール販売などにかかる)が他と比べて格段に高かった。交渉を続けてきたが、改善されなかった。
・芝の質が悪く、怪我をしやすいので選手にとって良くない。

更に続きがあり、日本ハムが出ていった後の札幌ドームの運営について札幌市は「来季は黒字を作る」と述べた。結果大赤字になったので、全部税金で払ったのだろう。 

<生活保護申請が認められず40代姉妹が凍死した事件の例>
40代の姉妹二人の内、妹に障害が出てきたため、世話をするために姉は無職に。生活が苦しくなり、市役所へ生活保護の申請に行ったが断られた。厳寒の北海道札幌のマンションで貧困のために暖房もつけられず、姉は病死し、妹は凍死。

僕が知る限り、これに対し市は何の謝罪もしていないことに怒りを覚える。
札幌市だけが悪いわけではなく、他にもひどいところはある。調べたらすぐにわかる。行政がひどければ、そこには行かないと決めている。

■補助金よりも大事なこと


子育て中の母親に優しい制度として補助金が出るというメリットがある場所もある。高校生までは医療費の負担額が300円とか。それは、本当にメリットだろうか。メリットよりも、行政が市民の方を向いてうまくやっていこうとしている態度が大切。すごく大事なのに、全然誰もわかってない。なぜかというと、現状が当たり前だったり、その場所で生まれ育って住み続け、実感がなかったりするから。

補助金を出し「金さえ払っておけばいい」と「市を維持していくために、これが必要だからお金を出してやりましょう」には、行政の態度に大きな違いがある。そこを見ていこう。


この記事はオンラインサロン【知能インフレーション】クラウドの
トークを文字にしたものです。

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