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145km/h右腕・下司凱世(不二越工3年)を観に行ってきた

富山に好投手が現れました。いや、実際には昨年から「どうも不二越工の下司凱世(しもつか・かいせい)がいいらしい」ということは把握しましたし、報知高校野球5月号でも紹介されている投手ではあったのですが、4月29日の試合で145km/hをマークしたというので、慌てて翌30日の試合(春季富山県大会3回戦・対新湊@ボールパーク高岡)を観に行ってきました。

記事中の「遅めに表示されるという球場のスピードガン」というのは疑問符が付きますが(個人的な印象では平均的もしくはやや速め)、指に掛かったストレートは一級品です。ちなみにこの日の最速は143km/hでした。

ただ、この日は初回から大荒れ。初回は5つの四球と1つの死球で2失点(ヒットは無し)。3回以降はまずまず立ち直りましたが、7回途中6失点。いつも同じように投げられるかどうかが今後に向けての課題かな、と思いました。

投球フォームについての知識はないので解説は出来ませんが、なんとなく「よりレベルの高い指導を受ければ劇的によくなるんじゃないか」という印象を持ちました。細身ですがシルエットが綺麗で、今後の成長に期待したいです。

試合は不二越工が延長10回タイブレークの末、昨秋の県大会準優勝校・新湊を7-6で下してベスト8に進出し、夏のシード権を獲得しました。この日、2番手に登板した左腕の畑も良かったですし、彼らや野手陣の奮闘があれば、1993年夏以来、30年ぶりの甲子園があるかもしれません。

今年の富山にはこの下司や、青野拓海(氷見)、土肥洋介(高岡第一)など、140km/h台を投げる好投手が何人もいるので、夏の大会が今から楽しみです。


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