仮に10年続く物を作れるとしたら何をすべきなのか見えてくるのかもしれないという話



どうも琲煎まきです!

皆さんは自分で作った物や行ってきた物で10年続いた物は持ってますでしょうか?!??!?!

ボクもそういうの…欲し~~~~!!!!!!!!!

っていう事で今回は仮に10年続けたとして自分の核となる部分に触れていく感じの事をつらつらと書いてみようと思います!!!日記です!!

普段は料理メインで活動しております!良かったらHPもチェックしてみてください~~~!!!

生き急ぎ過ぎて自分自身を消費してるのかもしれない

VTuberとして活動しはじめ今年の七月で五周年に突入し、六年目のフェーズに入ろうとしているボクですが、最近思いふけると活動方針について考えている事が多くなってきました。

それはネガティブな理由ではなく、「今後上手く活動するにはどうすべきか」という部分。惰性で続けるのであればブレーキの壊れた暴走列車のように突き進められはするにしても、それに着いてきて下さるファンの方たちや関わってくれてる方を思うと、意味のある事をしていかないとボクというコンテンツとしての死を迎えるなという危機感を覚えています。正直その点、もう片足突っ込んでるという自負さえ持ってる。

何かしらプロデュースされている方とも話した時、とあるサービスを展開する際に「六か月は様子見てもし数字が出なかったら起動修正をして…」という話を聞いて、上手く活動するにはある程度の終点を予見して方向性を見定めて勝ち筋を作らないといけないっていうのをその時に理解して、なんだか少し自分の愚かさに嘆いた事があるのです。何故なら、意味もなく続ける事自体が自分の最大のスキルだったので。こちとら中学高校で卓球部で部員一人だったのに数年間壁打ちと筋トレだけで毎日休まずやってたんやぞ!

たぶん、だからこそVTuberさんの引退などである一定の成果が出なかったりすると撤退したりするのはそういう側面もあるんだなと思ったものです。

そこでやりたい事もそこそこに勝ち筋を見極めるために、とりあえず何かしらのコンテンツを出すという部分に重きを置いて活動してた時期がありました。カリスマ性があったり天性の才能があればバズることが出来るかもしれませんが、何もない一般人が同じ事をしても非力さが目立つだけ。実験がてらトライ&エラーをしながらやってみて、成功した部分だけを積み上げるのが上手いやり方なのかも、と当時のボクは思っていました。

結果、料理配信も毎日長時間やってみたりSNSで料理に関するHow toな記事を作ったりレシピサイトに投稿しまくったりなどいろんな場面で露出を増やして頻度も増やしまくったのですけれど、どれも牛歩と言った感じ。それ自体が成果ではあるにしても、だいぶ生き急いでたなと思っています。そこらへん、アイドル路線とクリエイティブな面での活動方法で受け取り方の違いとか、話が反れるので今回あんまり語りませんが。

令和に入り数年が立ち、メディアも消費文化と言われつつある現代では、クリエイターの練りだした物は瞬間的に消費されてすぐに忘れられる物なのかもしれない。だとすれば作り手もライトな印象で作っちゃっても通ってしまうのかも、と考えた事もあり企画そこそこに頻度を上げる方針もとってみたりしたけど、結局それって自分の価値をすり減らしてるだけじゃん!とノリツッコミみたいに自分自身に文句言いながらやってたのは内緒です。

正直な話、これは自負も兼ねて感じているのですけど、何かコンテンツを見る時に作り物の内容を汲み取らずに対象をアイドル化してるのが現代の消費者側の風潮で、その人が何をやっているのかはそこまで重要ではなく、何かをやってる“その人だけ”を見てる節、あるような気がしています。

だからこそ一つの勝ち筋として、世間に露出する頻度が大事だし、そこに面白い事をペースを落とさずやり続けられる人がカリスマとなってるんだろうな~~~……………!!!!!!!

で、その風潮に感づきながらも踊らされてたのがボクってワケ。踊ってない夜を知らない。

競うな!持ち味をイカせッッ!

これ鬼滅の名言かと思ったらバキだったんですけど、それはともかく競争社会に足を踏み込みながら競争に疲れてきてしまってる節があり、それでも惰性で暴走機関車をやれる自信があったりして「続けてるといつか当たる」という言葉も正直そこまで信じられない程度には訝しむようになってきました。

実際の所成果自体はあるのです。活動歴も五年、抱えている成果物も自分の自信にはなってきたし評価もされている。だけどもこの世界の風潮や当たり路線に乗り切れてない自分は、果たしてちゃんと価値を生み出せているのだろうかという何か意味不明な不安みたいなものは全然ぬぐえないのです。多分性格のせいだとは思うのですが。

そこで思い当たった事としては、下地が全然出来てなさすぎるという所。これまでその消費文化に対抗するために数打ちやってみて自分の色味を他所に何かしらを展開してきたんですが、それって自分の土壌としてちゃんと機能してきたのかと言われると…あんまり残って無くね…!?という事実に直面します。だとすれば…このまま同じように続けててもいいのか…!?続けるだけならできなくはないけど…どうすれバインダ~~~~!!!

原点回帰する必要がありました。で、ボクは一体何がしたいの?

まず原初から辿ると、2018年に10年前ほどに作り上げたオリジナルキャラクターを掘り起こしてVTuberデビューしたところから始まります。そのキャラクターはファンタジーの世界から逆異世界転生してバーチャル存在になったというわけですが…じゃあ一応の下地はあるじゃんという話に。

そのオリジナルストーリーは世には出さなかったにしても、頭の中に空想として残っており、ある程度の顛末は決まっておりました。その世界は消滅してしまい、零れ落ちた残滓という形でこちら側に来てるわけです。

では…そのオリジナルストーリーをこちら側で再現してしまえばいいのでは!?という考えに至って、ある時からオリジナルストーリーを執筆し始め、設定をサルベージすることにしました。

今現在、月イチでストーリーを執筆してFANBOXにて展開しているのですが、これを書き溜めてプロトタイプとしての物語を作っています。

そう!!従来の活動もしつつ、まずは世界を創る事から再スタートすることにしました。料理系VTuberなのでそりゃ世界ぐらい創っちゃいます。

通称「イルゲミシネ」というタイトルで執筆を始めてもうしばらく経つのですが、かつて考えていなかった新しい設定なども盛り込んで自分なりに面白いお話に仕立て上げられてるとは自負しています。ただ、今のところ認知度は滅茶苦茶低い。少数のファンからは面白いとも言われてるので見られてないだけだと思いたい…何にせよ有料でひっそり更新しているので。

これ難しい所で、周知したいのですが知る人ぞ知るに押さえておきたいのが現状なのです。一旦完結させて2~3年後にある程度ストーリーを校正しなおし、ラノベ系の投稿サイトに頻度短めに展開して、更に練り上げられて完成度の高くなったイルゲミシネを世に放つ時にどうなるのかが楽しみだったりします。

今のファンが古参になり、新たに知ってくれたファンがこの話の元を辿った時に、ボクの活動を追ったとしたら…色々熱いんじゃないかなと思っています。

だからこそ今は自身をコンテンツ力を強化し、質を高める事で仮に10年続けられる要素を練り出せられるとしたら…ボク自身が完成されるのでは…!?という理想を持ち下準備を進めることにしました。ボクはボクを救いに行くぞ!!!!!!!!!

10年後の予見を元に今の下地を作ろう!

というわけで色々遠回りしつつ、結局割とシンプルな自分を磨くという所に行きついているわけです。イルゲミシネで世界を創るぞ!

今ウケる物を無い頭でひねり出すより、「10年後にまだ残っているとしたら」を仮定して物事を考えると結構見えてくるものはあります。あれこれしないといけない事も何となく見えてきて、ティザーイラストがあればいいな、テーマソングがあればいいな、徐々に有名になったら若干のコミカライズみたいな感じで漫画を依頼したいな、VRCでイルゲミシネを体験できる世界を作りたいなとか、今後より良く知ってもらうにはどうすればいいのかというのも整理出来たように思います。

逆に爆死する不安もあったりしますが、多分ブレーキの壊れた暴走列車のようにいつか当たるかもしれない何かを目掛けて突き進むよりかはだいぶ健全的で、目標が自分の中にあるのが強い。

何にせよ、短なスパンで物を作る消費文化に踊らされ過ぎてましたが…富樫先生も休みながらいまだにハンターハンターを連載してるし、庵野監督だって25年の年月をかけてエヴァを完結させたし、東方projectのZUNさんも大学時代のサークルで作ってたWin95版東方旧作を、2002年に個人で展開して以来未だに現役で人気だし、ベルセルクの作者も完結させられずに他界してしまいました。だとすれば、活動歴5年でまだ世に出しきれてないこんなボクなんて、創作者と言うにはまだまだ何も生み出せていない。まずは創るか…世界…。

それに10年残るのだとしたら将来のファンが今のコンテンツを掘り起こした時に楽しめる物を作っておきたいなあ…。

その10年続く、というのは実際の10年でも無くて良いです。早くて1年でもいいし、5年でもいい。とにかく、振り返って残った物が何か意味のある物であればいいなという気持ちが結構大事な気がしています。

っていうことで…みんなも良い物作っていこう!!!!!!!!

【終わり】

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