えっさん

はじめまして。都内に住んでいる、アート好きなOL。 ゆるーくアートや文化全般について書…

えっさん

はじめまして。都内に住んでいる、アート好きなOL。 ゆるーくアートや文化全般について書いていこうと思うので、共有できるコミュニティができれば嬉しいです。 よろしくお願いします :)

最近の記事

『吉田博』展 at 東京都美術館

滑り込みセーフで行ってきました。 彼の版画は夢と目覚めの間にいるような色彩が多く、心和らぐ美しさに溢れていました。 その一方で、滝の勢いや富士山の壮大な風景、 登山家にしか許されない美しくも恐ろしい朝焼け。 世界各国へ飛び回る荒ぶる好奇心や 特大サイズの和紙で摺るなどといったチャレンジ精神。 和紙から浮き出るバレンの摺り後が表すように、吉田博の力強さも同時に感じられるような展覧会でした。

    • AI

      今朝、いつもより一時間早く起きたので、グーグルの音声アシスタントにスマホのアラームを消すよう頼みました。 ”OK Google. Can you cancel my alarms for today" 「OKグーグル。アラーム全部消して」 最近天気や翻訳など、この音声アシスタントを利用することが多く、やっと慣れてきた今日この頃。 しかし、今朝はまさかの返答に、一気に目が覚めました。 "You can do that on the app" 「それはアプリでできますよ」

      • アモアコ・ボアフォ

        2020年内に書こうと思っていた記事。年末年始、バタバタしてたらもうすっかり1月末。 2019年末から気になっていたガーナ人のアーティスト、アモアコ・ボアフォ。エゴン・シーレのようなタッチに合わせた、ポップなモチーフや背景のカラー。抽象的な絵が人気なこの時代だからこそ、ボアフォの肖像画は親しみやすく、限りなくフレッシュに感じる。 以下、こちらの記事を参考に書いています: 数年前までは無名だったが、筆を捨て、キャンバスに直接指先で表現するようになったボアフォは2018年頃

        • 日本社会の中での、女性の立場③

          前回も前々回も割とネガティブな思いを書いてきたのですが、そんな中、個人的に心から素敵!と思えた女性が『バチェロレッテ・ジャパン』の福田萌子さん。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08KBVS5BP/ref=atv_hm_hom_1_c_DEaieV_4_4 一人一人の男性とちゃんと向き合って、口にする言葉一つ一つに無駄がない。軸はブレないけど器が大きい。かっこいい、現代の女性像。 最終回の前に流れた「大暴露トークSP」

        『吉田博』展 at 東京都美術館

          日本社会の中での、女性の立場②

          前回に引き続き、女性の立場について最近感じたこと。 今更ながら、アマプラで『東京女子図鑑』を鑑賞して、直感で思ったのは 「残念。」 せっかくかっこいい自立した主人公(あや)が描かれようとしているのに、どこかで現代の、典型的な女性像に引き戻される。 そのため「周りの価値観にとらわれず、自由に生きていいんだ!」と前のめりになって観ていたところ、「あ、やっぱ女性としては・・・。」と一歩下がってしまう。 8話の「豊洲編」で、子供のいない女子たちが集まり、彼女たちが生活の自由

          日本社会の中での、女性の立場②

          日本社会の中での、女性の立場①

          最近、「日本社会の中での、女性の立場」について考えさせられる機会が多いです。 たまたまThe Japan Timesのポッドキャストを聴きながら仕事をしていた時。その日のテーマは村田沙耶香さんの『コンビニ人間』。 芥川賞を受賞して大変評価されていますが、英語圏ではその翻訳がとても話題となっているため、読んでみました。 さらっと数時間で読める、楽しい一冊。ただ、古倉恵子は結局周りになんの進展を起こすようなことをせず、元の生活に戻っていく最後の結末には少しがっかりしました。

          日本社会の中での、女性の立場①

          『ベルナール・ビュフェ』展

          こんばんは。本日Bunkamura ザ・ミュージアムにて『ベルナール・ビュフェ「私が生きた時代」回顧展』を鑑賞して、そこで受けた衝撃をアウトプットしないと眠れないと思い、急遽noteをはじめました。 私自身10年近くパリに住んでおり、在住中にパリ市立近代美術館で開催されたベルナール・ビュフェのレトロスペクティブを見ていたため、今回Bunkamuraで行われた展覧会を見に行くか迷っていたのですが、行ってみました。 そしたらなんと、今期鑑賞した展覧会の中でも最も感動した、と言

          『ベルナール・ビュフェ』展