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顧客体験が与える影響

世の中UXだーとか、UIだーとか言われ始めて久しく、気持ちのいいUI/UXを作るぞーとか、まあよく聞きますわな。

なんか横文字を並べてるて使ってるといい感じになってくる、一種のまやかしが大嫌いなので今回は敢えて「顧客体験」という言葉を使います。
※同じくらい「PDCA」という言葉も大嫌い。そんなことを言ってるくらいなら、とりあえずやろうよと思う今日この頃。

で、なんの顧客体験について書こうかと思ったかというと、みんな大好き“zozosuit”です!

2017年11月、スタートトゥデイ社が突如として発表したzozosuit。ええ、当日申し込んでうちの子供用に買ったキリンの乗り物の如く首を長ーくして待ちましたさ。
そしてご存知の通り今年の4月に突如として仕様変更という名の水玉スーツに変わりました。

そして顧客体験が微妙でした。
と言っても今回書きたいのはスーツの着用、採寸体験のことではありません。
確かにあのスーツ着替えてドットの位置を合わせて12回転して結局10分くらいかけないと採寸できないっていうのはありますが、ぶっちゃけここはテクノロジーが進化すればおそらく着替えなくても一瞬で測定できる方法が生まれるはずなので、そこを議論してもしょうがない。
※実際にそういうプロトタイプを某所で体験済み。

そうではなくて重要なのは、その次。
実際に自分の体型に合った服を注文するところ。
こうやってアプリから注文できるものの、

注文してから届いたのを着てみると、、、

・ジーンズ・・・
 ウェストがちょっとブカブカ、丈が短い、ふくらはぎ周りがキツイ。。。
・Tシャツ  ・・・
 胸から真下に向かって切り落としているのか寸胴な雰囲気。。。
という結果に。
実際に自分で着てみて微妙だったのと、嫁にも見てもらったけど明らかにサイズが合っておらず、普段来ているお店で何気なく買ったジーンズやTシャツのほうがピッタリってどういうこと。。。

あの発送時間(リードタイム)とかを考えると、予め用意してあった何パターンかの在庫シリーズから近しいサイズで出荷してるんだろうけど、ジーンズやTシャツもオーダーメイドなのかと思ったらそうじゃなかった残念感満載な雰囲気です。

また、サイズ変更しようにも例えばジーンズであればキツイふくらはぎ周りをどうにかしたいのに変更することもできず。。。
そしてサイズ変更したとしてもまたサイズが合わないという可能性も否定出来ないため、結局の所全部返品しました。。。

これじゃ、次回買おうとは思わないよね。。。
ちょっとだけ期待していただけに残念な結果である。
ひょっとするとピッタリ合う人もいるんだけど、自分は合わなかった。

結局、自分にとって多くの人の顧客体験の結果なんてどうでも良くて、自分自身の体型にFITするかどうかが全て(N=1の世界)なので、これは何か改善されるのだろうか。。。

従来、人が自分で自分に合うサイズだったりモノを探していた、つまり人がモノに合わせていた時代が長らく続いたわけだけど、採寸だったりをベースに今後すべてのものがパーソナライズされて、モノが人に合わせる時代になれば、また新しい世界や体験が待っているのではないだろうかと思う。

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