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私の柏サポ新潟遠征記2023(1日目~2日目)

柏レイソルとアルビレックス新潟。新潟さんが6年ぶりにJ1昇格を果たしたおかげで、2019年以来4年ぶりに同じカテゴリで対戦することとなりました。

柏市から見て新潟は、新幹線の距離とは言えどもいい感じの距離のロングアウェイ。

「そりゃもう現地行くわ」

前年にアルビレックス新潟が首位を快走している時からそう思ってました。

なんせ昇格を決めた当日のうちに新潟県の観光ガイド本を購入していたくらいの気合いの入れよう。

というわけで5/7(日)のリーグ戦アウェイに合わせて新潟に行ってきた遠征記です。

※なお今回の遠征記は、作成してみたら1万字を超えてしまったので3記事にわけることにしました。この記事は1記事目です。

あとこの記事だけで4700字超えたので、目次を見て気になったところから読むのをおすすめします。全部読んでくれたら泣きます。


遠征1日目(5/4(木・祝))

~新潟駅

5/3(水・祝)のアウェイ湘南戦(私は現地不参加)の翌日より遠征を開始。今回は早朝5時台に自宅を出発し、朝9時過ぎに新潟駅へ到着しました。

実はこの時点での当日の予定はランチの場所のみ。新潟駅の新幹線口改札を出てなんとなく見渡してみたら、駅改修のおかげで4年前と比べて驚くほどすっきりとしていたので思わずそのまま駅の探検をすることにしました。

東側改札で柏レイソルサポーターが歓迎されているのを見て嬉しくなったり。

新潟駅の万代口(繁華街のある方)と南口(試合当日にシャトルバスが出る方)が地上1階で繋がっているのを見て感激したり。

4年前の2019年3月のアウェイ新潟戦に参戦した時は繋がっていなかったはずだから、駅の反対側に出るのに毎回階段を昇り降りしていたと思うんですよね。その辺りがすごく便利になっててありがたいなーとなっていました。

新潟駅~豊栄駅(白新線)

ランチを食べに豊栄駅まで移動。新潟駅から白新線に乗車し、車窓をのんびりと眺めながら移動します。

ゴールデンウィーク中ということもあり、新潟はちょうど田植えの季節。水が張られただけの状態の田んぼを見られるのはこの時期だけのものです。

関東平野のベッドタウン・柏市の住宅街に住んでるとこういう光景ってなかなか見られないんですよね。なのでこれぞ日本!という風景を見ると「ああ、自分は今遠征に出ているんだな、日本の四季を存分に味わえる光景を見られて幸せだな」と感じます。
(注:柏市内でも場所によっては田園風景が広がっています)

町北幸

今回のアウェイ新潟遠征の目的地のひとつ、「町北幸」さんでランチを頂きました。JR豊栄駅から徒歩10分くらいです。

町北幸さんはずっと行ってみたい場所でした。というのも私は普段柏レイソルのホームゲーム開催日に柏駅前でビジターサポーター向けにフリーペーパーを配布しているのですが、町北幸の奥様がJサポフリーペーパー仲間「AlbiWAY(アルビウェイ)」で編集や執筆を担当している方なので直接、あるいはオンラインで面識があり、新潟遠征の暁にはぜひ町北幸さんでご飯を頂きたいなと思っていたのです。

ずっとTwitterでは繋がっていた旦那さんにもリアルでご挨拶できたのも嬉しかったですね…!ようやくお話できました。

こちらでランチを頂いたあとは、翌日に行く場所(後述)の準備やリサーチを少しさせて頂いてました。


新潟せんべい王国

町北幸さんでおススメされて次に行ってみたのがこちら。新潟せんべい王国です。「ばかうけ」を製造・販売する栗山米菓直営の、おせんべいのテーマパークです。

新潟の米菓の歴史を学んだり、ばかうけ稲荷にお参りしたりと楽しい体験がたくさんできる場所なのですが、最注目は直径25センチの巨大せんべいにお絵描きをしてから手焼きができるという体験。私ももちろんやってきました。

画伯ほどではない中途半端な画力の持ち主の私が書いたのは「柏サポ新潟遠征」という文字列。柏レイソルサポーターがアウェイ遠征に行くときにSNSに付けるハッシュタグです。イラスト要素は申し訳程度に描いた太陽のイラストのみ。そして「#」が抜けているという詰めの甘さ。

正直、他のおせんべいと比較して浮きっぷりがすごかった。
でもいいんだ。作業工程のラスト、乾燥のブースで隣になった男性がジュビロくんを描いてたから…


富寿し 新潟駅前店

新潟せんべい王国から新潟市中心部に戻り、ホテルにチェックインして休憩ののち夕飯へ。お店は休憩中調べた結果、北町幸の奥さんが書いたnoteを参考にして「富寿し 新潟駅前店」を選びました。

前日のアウェイ湘南ベルマーレ戦の勝利にかこつけてお寿司!
というか新潟に来たんだからそりゃお寿司食べるでしょってくらいの勢いで選びました。


日本海の魚と米どころ新潟の米を使ってるんだから美味しいに決まってる。疑いの余地がない。お寿司ってどうしてこんなにも人を幸せをもたらすのだろう。

なお「富寿し 新潟駅前店」さんは、ひとり旅かつお酒が全く飲めない私のような人間にもとっても優しい店舗設計になってます。同じような方に特におすすめです。


万代〜古町

夕飯を食べたあとは夜の街散歩へ。
夜の繁華街を彷徨い歩くのが好きなんですよ。
アウェイ遠征に行くと高確率で夜の街を彷徨い歩きます。

行先表示や地名の看板を見て色々と思いを馳せれば気分もじんわりと温まってきます。時には高揚感を覚えたりもします。

「ふるまちモール」って場所では大量のアルビレックス新潟の露出があり、新潟で長年根付いているんだなと見てるこちらも何だか嬉しくなりました。


遠征2日目(5/5(金・祝))

新潟駅~村上駅(白新線~羽越本線)

この日は朝7時過ぎから電車に乗っておでかけ。新潟県内を北上します。
アウェイ遠征にかこつけて小旅行に出かけました。

車窓から見る景色からその土地に住む人たちの暮らしを想像してみるのもいいものです。

そして村上駅へ到着。新潟県内県内最北かつ最東の市までやってきました!
鮭のまちとして有名な村上市の中心駅なだけあって、この地域独自の加工法である塩引き鮭が駅にも吊るされていました。


村上駅~岩船漁港~粟島

村上駅からは前日に予約した乗合タクシーで岩船港へ向かいます。

そして岩船港からはフェリーに乗船しました。

▼フェリー会社・粟島汽船のHP
https://awashimakisen.co.jp/index.html


粟島上陸~ランチ

高速船で約60分の船旅を経て、今回のアウェイ新潟遠征での(試合以外の)最大の目的地だった粟島(あわしま)へ上陸です!

いやー達成感がすごかった。

粟島では名物の「わっぱ煮」をランチでいただきました(注文したのはわっぱ煮定食)。

たまたま定食のうち「わっぱ煮」以外が先に運ばれてきた。
わっぱ煮も含めたら相当なボリューム。

わっぱ煮とは杉を曲げて作った「わっぱ」という器に魚や味噌を入れてお湯を注いだあとに焼いた石を入れて煮立たせる漁師料理です。なのでスープが熱々の沸騰状態で料理が目の前に運ばれてきます。ライブ感がすごい。

魚はもちろん粟島の漁港で水揚げされた新鮮な魚を使っています。

私がわっぱ煮を頂いたのは「食堂 あわしまや」というフェリーターミナルから徒歩1分くらいの定食屋さんでした。繁忙期ということもあり午前11時の開店前からお店の前には十数人が待機列を作っていて、私は開店と同時に入店できたけれども1巡目のラスト。それより数名あとに席に着いたお客さんは売り切れでわっぱ煮を注文できていませんでした。。

あと店内はかなりゆったりした雰囲気なので、お店の滞在時間はかなり長めに見積もっておくのがおすすめです。

とはいえお刺身定食やラーメン、かつ丼、海藻料理といった単品メニューもあり、そちらも美味しそうでした。あと缶ビールが風味爽快ニシテだったのが高ポイント。

わっぱ煮定食に一緒に出てきた煮魚やお刺身も驚くほど新鮮でおいしかった!小鉢として出てきためかぶか何かの海藻が個人的にイチオシです。

粟島散歩

ランチでわっぱ煮定食を頂いたあとは、粟島にあるふたつの集落のうちのひとつ、釜谷地区を散歩しました。

フェリーターミナル周辺以外は即住宅密集地で、ゆっくり静かに過ごすのがよさそうだと思ったのでそんな感じで過ごしました。

島の人とすれ違うと行き交いざまに会釈しあったりします。小学生の子供なんてみんな「こんにちはー」って挨拶してくれました。

晴天に恵まれ、風も穏やかで。なんだか深呼吸したくなる雰囲気でした。

こんな感じで粟島で4時間半ほど過ごし、帰りのフェリーに乗って粟島をあとにしたのでした。(帰りのフェリーに乗って出航を待ってる時に緊急地震速報が鳴って、その後島内の防災無線が鳴り響き続けた時はさすがにだいぶ身構えた)


村上市中心部にて

村上市の岩船港へは17時頃到着。村上駅へ戻るタクシーに乗り込みます。
なおタクシーは事前予約制の乗合タクシー(中学生以上700円、小学生350円(未就学児は無料))と普通のタクシーがあるのですが、うっかり帰りの乗合タクシーの予約を忘れていたのでひとりで普通のタクシーに乗り込み、3倍以上の料金がかかりました。。無計画な遠征にありがちなやつです。

村上駅前に戻ったのが17時半ごろ。このまま新潟駅に直帰してもよかったんだけど、せっかく村上までやってきたんだからとなり、思いつきだけで元来た方向に徒歩で戻ります。こういう風に思い付きで行動できるのがひとり遠征の醍醐味でしょうか。

というわけで村上市中心部の散策をしました。

村上市中心部は江戸時代から続く城下町のなかでも城跡・武家屋敷・町屋・寺町が今でも残る珍しい地域です。ゴールデンウィーク中の夕方6時頃なのでお店はみんな閉まっていましたが、そんなタイミングでもまちなかを散歩するだけで当時の風情を味わえます。

石挽き蕎麦と和食処 悠流里

夕飯は村上市中心部からも歩いて行ける「石挽き蕎麦と和食処 悠流里」さんで頂きました。鮭や村上牛の村上名物に加えてお蕎麦も味わえるお店です。私は村上名物をよくばりに色々と味わいたかったので村上牛炙り丼と鮭親子丼のセットを頂きました。

村上牛の噛めば噛むほどに深まる肉の味もとてもよかったです。村上牛のミニどんぶりも単独で大きいサイズを注文してたらペロリと平らげてたと思います。おすすめです。

ただ、はらこ丼がそれを軽く上回ってきたんです。

私イクラがめっちゃくちゃ好きなんですよ。お寿司食べたら必ずイクラを最後に食べるくらい好きなんですよ。そんな私からしてもはらこ(イクラ)がめっちゃくちゃ美味しかった!プチプチ感がそれはもうプッチプチなんですよ!!!(語彙力)
そのプッチプチからはじける中身の味が素晴らしいんですよ!!!

迷わず行けよ、行けばわかるさ。

ってことで幸福感に包まれてお店を出たのでした。


村上駅~新潟駅(羽越本線、白新線)

前述の悠流里さんから村上駅へは、徒歩で戻りました。
ここでも遠征先での夜のお散歩好きの血が騒ぎます。

普段の自分の半径5メートルでは出会わない世界を五感で味わうのが好きなのです。

村上駅から乗った羽越本線は、たまたま途中の新発田駅で白新線への乗り換えが必要な列車でした。寝過ごさないかとヒヤヒヤものです(こういう時にTwitterのTLの存在がありがたい)。

※そういえば写真撮り忘れましたが、私が乗った羽越本線車内座席の配置が関東近郊では見かけないタイプでした。

とはいえそんな杞憂もなんのその。無事に新潟駅に到着し、アウェイ遠征内小旅行が無事に終了したのでした。


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