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今更知った音声技術の重要性【ボイステック革命】

聴覚過敏気味な体質もあって音にはかなり敏感なので、だいぶ敬遠していた音声技術。Siriも邪魔なので最初の1,2回使ったっきりすぐにOffに。コルタナに関してはもう使ったことすら無い。

しかし、周りを見渡すと一家に一台以上スマートスピーカーを導入していると言っても過言では無いくらい普及していて、危機感を感じてはいた。Clubhouseは一過性のブームで終わった認識なので、一生やることは無いだろうと思いつつ、スマートスピーカーとスキマ時間を埋めることを目的に手に取ったのが緒方憲太郎さんのボイステック革命という本。

1年ほど前の本で今は色々変わっていると思うが、音声音痴の私には斬新で刺激を受けた。ほぼまっさらな状態で知識を入れたので感想多め。


なぜ音声技術が注目されているのか

 本著を読んで、ボイステック(Voiceとtechnologyをかけ合わせた造語)が注目される理由は大きく分けて3つあると感じた。

・ながら聞きで楽に情報を得ることができる
コロナが蔓延してからお家時間が多くなり、生活様式が変わったことでそこから生まれた人々のスキマ時間やビデオ通話にに疲れた層と噛み合った。IoTとの親和性が高く、スマートスピーカーの普及でより参入障壁が低くなった。

・GAFAが参入している市場
AlexaやGoogle HomeなどのスマートスピーカーやAirpodsなどのデバイスを筆頭にGAFAが参戦し続けている。執筆時点でもどこが覇権を握ってるかわからない状況で、伸びしろの余地がある。

・情報発信が楽
情報発信が非常に手軽で編集などに時間を取られないため、今まで時間が取れなくて情報発信できなかった層が参入しやすい。10分のコンテンツを出そうと思ったら最短で10分で完成する。(原稿などを込みするともっとかかりそう。。)

ボイステック市場は今後どうなっていくのか

Voicyの利用率などから、需要がより高まっていくことが予想されるが、色々懸念点がある。

・発信者は増えていくが「本物」しか残らない
情報発信の容易さから一般の人でも発信者は増えていくが、スキマ時間に限りがあるため、個人的に好きな人以外は知名度のある人が生き残るのではないか。YouTubeなどの動画配信サービスよりも格差が広がりそう。

・日本は遅れて参戦する
アメリカや中国と比べるとディープラーニングによる言語解析やデバイスの技術が遅れているらしい。日本語という言語が独特なこともあり、海外企業も参戦しづらい。
しかし、日本のアニメや漫画などの文化とは相性がよく、一定の分野では伸びしろがあるため有名声優を起用するなどしたら特定の需要は得られると思う。

音声技術を利用するためにやるべきこと

色々思うところはあるけど、まず音声音痴がやらないと行けないと思ったのはこの3点。

・日常のどのシーンで利用できるのかを知る
・スマートスピーカーやIoT機器を揃える
・欲しい情報を発信している人をVoicyなどで見つける

この本読んだ自分ですら思うんだから、すでにある程度やってる人いるだろと思うので紹介してる人探してパクります。

感想

音声技術自体は日本と相性がいいし、いつになるかわからないけど日常に溶け込んでいくんだろうなーと感じた。ただ、正直YouTubeなどの動画サービス程はユーザ数が増えることは無いんじゃないかなあと思う。

音声のほうが敷居が高そうなので、音声特化で新規ユーザを集めるってよりは動画やブログなどの裏側を話すって使い方のほうが需要が高そう。

あと、音声認識で文章書いてみたかったけど、内容まとまらなすぎてきれいに仕上げるの結構ムズい。ユーザスキルもそこそこ求められそうだから、できる人できない人で発信の格差もどんどん広がってくんだろうなあと悲観的になった。

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