見出し画像

人物撮影はモデルが9割とは本当か/写真に撮られる効用

ウィーン在住俳優、デザイナーのYurino Oshimaです。こんにちは!

人物撮影はモデルが9割と謙遜するフォトグラファーって多いけど、実際にはかなり5:5なんじゃないかと思う。

少なくとも自分の場合はそう。

Photo by Leo Dang

私はカメラマンのスタイルや人柄、場の空気感にめちゃくちゃ左右される。当然要望を受けることもあるし、この人に撮ってもらうならこの服装とメイクで表情だな〜とか自発的な化学反応もある。気分だって変わる。

「プロなら誰を前にしても同じ熱量とコンディションで」もわかるけど、自責他責を超えて、その相手/タイミングとの間にしか生まれない何かは確実にある。

もの作り全般、というかコミュニケーション全般、それが醍醐味🫶🏻

最近久々によく写真を撮ってもらってるのは、俳優活動再開に応じたカメラ慣れ戻りや宣材のため。というのもあるけど、それを理由に人々に出逢い語り合える喜びの方が大きいかもしれない。

SNSやポートフォリオの雰囲気見てるだけで、人柄や波長が合いそうかどうかって結構わかるもの。会ってみたら想像と違っても、それはそれで面白いし学び。

普段よく歩いてるような場所にも、全く知らなかったロケーション・見方があることに気付かせてもらえるのも楽しい。

Photo by Nelli Wallner

写真見せたら「化粧が濃くて舐められたくないという感じに見える。ナチュラルにした方が若々しくフレンドリーで良いんじゃないか。」とかアドバイスくれる知人もいたり笑、自分自身で肌や髪の具合、むくみ、体型変化、姿勢の悪さetc... にショックを受けたり。

外見を見てわかる・感じることは本当に多い。(生まれ持った見目形ということでなく) 外見は目に見える内面・ライフスタイルという側面は無視できないな〜と思う。

Photo by Bernhard Kerntke

そういう意味で、定期的に撮られてるとその時々の心身の健康状態や生き方も確認修正できるような気がする。

「本当は違うのにこういう人柄に見られてしまう」みたいなストレスを改善することも出来る。セルフイメージと客観的イメージを一致させると生きやすくなる。

という訳で、人前に出る職業ではない方にも是非お勧めしたい習慣です。

当然ながら進化≠老化にも超気付かされるよ〜。普段は「歳相応・自然体が良い」等と格好付けながら、「ココとココはレタッチして下さい!」とか言っちゃってる自分w みたいなのも見えてくる。

撮られるのが恥ずかしいという方は、セルフポートレートでも。更にスマホ撮影でも良いと思うのです。

トップ画: Photo by Nelli Walner

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

頂いたサポートは一時帰国した際大切に使用させて頂きます。励みになります☺︎