今回、自作の作品を置いておく場所としてnoteを使い始めました。 基本的に朗読配信などで個人的に使いたいものを書いて置いておくつもりです。 正直、誰かの目に留まるかは分かりませんが、気が向いた時に書いて、作品を増やしていこうと思ってます。 一応、作品としてはフリーですが、ご利用頂くなら以下の事を守って欲しいです。 お願い ・@SPOONet3303のTwitterアカウントまで報告して頂きたいです。 ・作:タニーさんと分かるように明示して欲しい。 ・作品のページか、タニーの
2023年SPOONのCAST企画。 声で彩るストーリー4にて書き下ろした短編のなぁぜなぁぜ?です。
はじめにSPOONで行われた白在ハクアさんの「令和夢十夜」に書き下ろした作品になります。 フリー台本となりますので読んで頂けると嬉しいです。 クレジットに「作タニーさん」もしくは「作タニー」を入れて頂くようお願いします。 また、利用報告頂けると喜びます! 「雪の中」 こんな夢を見た。 自分は雪の降る中を歩いている。ザッザッと歩く度に雪を踏みしめる音が、しんとした中に聞こえてくる。夜の闇の中を背中に弟をおぶって自分は歩いていた。 弟は風邪だと思うがかなりの熱を出していた
初めにこちらは配信アプリSPOONの自主朗読企画「サヨカラ物語」用に書いた作品になります。 フリー台本となってますので、ご利用の際には作者クレジット「タニーさん」をつけて頂きますようお願いします。 「小判鮫」 小判鮫。 それがいつしか私に付いたあだ名。 いつも私はアキちゃんの後ろをついて走っていた。アキちゃんは小さい時からのお友達。 男の子に負けないくらいお転婆で、元気が良くて、私には眩しくて仕方なかった。 いつも向日葵みたいな笑顔で、走るのが大好きで、す
ビタ恋の雰囲気伝えたくて書いた作品。 575調に書いてます。 ---------------------------------------------------------------- こちらは朗読用に書いたフリー台本です。 ご利用の際には以下のページを一読お願いします。 本文
最初に 配信アプリ「SPOON」にて行われた自主企画。 「ビターな大人の恋物語」用に書き下ろした作品になります。 サムネ:photoACよりshellisan様の作品 ---------------------------------------------------------------- こちらは朗読用に書いたフリー台本です。 ご利用の際には以下のページを一読お願いします。 「ギフト」 鏡の前に立つ。ほうれい線や目尻の小じわが目立つようになってきた。そんな
ハロウィンの夜に 今夜は月が綺麗だ。 人間たちは何やら浮かれてはしゃいでいるな。 街はかぼちゃで彩られている。 でっかいやつもいれば小さいヤツもいる。 なぁ、ジャック。 お前は人気もんだなぁ。 おい、無視か? お前はいつもおしゃべりだったじゃぁないか? あぁ、お前はジャックじゃないのか。 なぁ、ジャック。 今年もお前に似たかぼちゃ達が所狭しと並べられてるぜ。 いいなぁ、お前は。人間たちに好かれてさ。 そういや、ちいせぇ人間どもが
ハロウィンの夜には トリックオアトリート!と元気で可愛らしい声がする。 玄関を開けると、魔女に狼男にお化けなどなど、子供たちがそれぞれ思い思いの格好をしている。 「イタズラされちゃ堪らんからな、これで勘弁しておくれ」と私は用意していたキャンディーを子供たちの前に出す。 子供たちは満面の笑みでキャンディーを掴んで帰る。 私にもあんな頃があったな、と思うとともに思い出すことがある。 それは私がまだ小さい、それこそ先程の子供たちのような年頃の話だ。 アレは隣
香ばしい。これが匂う…いや、似合うのは色々あるけどお店ならやっぱこれだ。 お好み焼き屋。 ソースが鉄板に熱せられた時の香り。あれがもうたまらない。ほら、換気扇から漏れてくる匂い。こっち来い! こっち来い! って誘ってくる。ふらりふらりとつられて入ってしまった。 店内には香ばしいソースの焦げる匂いが充満していた。食欲がそそられる!メニューに期待が高まる。 パッと目を通していく。豚玉イカ玉にモダン焼き。ホルモンにキムチが入ったスタミナ玉とか魚介が入ったシー
その入らずの森に、今一人の人間が入ってきました。その姿はボロボロで、まるで獣の様でもあります。 その者が獣に見えたのは何も身なりからではありません。よたよたと歩く姿が人間の歩行よりも猿かなにかが馴れない二足歩行をしているようにフラフラと歩き、時には四つん這いで這うように動いています。 しばらくしてその者が大きな木の幹に体を預けるように、太くてしっかりした木の根に寄り添うようにその場で動かなくなってしまいました。 それを見ていたのは森の生き物たち。とりわけ、厳し
静かな森に響き渡る、王たる梟の声。 闇夜に隠れていても、金色の瞳で見つめてる。 我らの森に入り込むな、この森、汚されてなるものか。 ホー、ホー 森の主 ホー、ホー 闇の王 森に近づく者は、取って食おうか。 我が森に近づくな、命惜しければ。 森を穢すものは、引き裂いてしまおうか。 我が森に近づくな、命惜しければ。 これは遠い国のとある村に伝わる童歌(わらべうた)。 誰かが言い出したのか、あの森には魔物がいるぞ。梟の王がいるぞ、と。 梟の王は人を食った。それ
初めに こちらはSPOON内にて行われた独自企画 匙怪談朗読の夜という創作怪談の朗読企画にて書き下ろした作品になります。 フリー台本ですが利用についてのお願いを1番下にリンクを貼ってますので御一読お願いします。 本編 その人はいつの頃かそこに立っていた。 ずっと濡れて、寂しそうに佇み、街の往来を気にする事はなく、そこに立っていた。 その人はいつも夕暮れに立っていた。 夕立が降ろうとも、アスファルトからの熱気を受けようとも、陽炎のように存在が危うかった。 その人
初めに配信アプリSPOON内にて行われた独自企画。 匙怪談朗読の夜用に書いた怪談になります。 フリー台本ですがこちらの作品の後に利用についてのお願いのページを貼ってますので御一読お願いします。 本編 これは入院中の話なんです。 私は検査入院することになり、一晩だけ病院で過ごすことになりました。 私ね、病院のベッドで寝てたんですよ。病院の消灯時間を過ぎると特にする事もないし、日頃の疲れもあったのかその日はすぅっと眠れたんですよね。 そしたら
仕事帰りに乗った電車は、何とかその日のうちに地元に着きそうだ。本来なら余裕を持って着くはずなのに、アイツが絡むといつもこうだ。 今回もアイツに会うため、と言えば語弊があるかもしれない。 そういえば、あの時もこんなふうに終電に乗ってたっけ。突然過ぎて、気づいたら電車に飛び乗っていたな。まぁ、今回は残業だから仕方ないけど。 てか、アレから5年だぜ?ケンジはこないだ結婚したし、ユミは子供が出来たって聞くし、デブのタケシは痩せて、モデルみたい
初めに こちらはSPOON内の声劇企画。 「カッパの季節」において行われた台本になります。 概要 声劇台本 人数:ふたり ジャンル:コメディ 想定時間:5分以内 役名 ナレーション:ボケ担当。 カッパ探検隊隊長:ツッコミ担当 本編 ナレ:カッパ探検隊! 伝説の地で我々はカッパに出会った! カッパ伝説が残る魔境SaGa。そこには未だにカッパがいると信じられていた。 隊長:ここがカッパ伝説が残る佐賀県ですか! ナレ:我々探検隊は魔境SaGaへと足を踏み入れる。 そこにはカッ
声劇台本のリストです。 都度追加していきます。 以下リスト 2人から3人声劇