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サバティカル休暇、ありがとう。

みなさん、こんにちは!

現在サバティカル休暇を取りながら、自己実現コーチとして活動している、みなべ りんです。

昨年の2023年11月から2024年3月までの5か月の予定で取得していたサバティカル休暇も、残りあと10日。

そんな今の気持ちや、振り返りを残すために書いています。

会社員を長く続けて23年。
このタイミングで初めて、自分のために無給の長期休暇を取るという決断にいたった経緯は、「働くママのインタビュアー」の複業をされている、もりなつさんにインタビューしていただいた記事があるので、こちらも参照いただければと思います!


● サバティカル休暇、取って良かった?その理由は?

結論から言うと、取って良かったです!!
その満足度を数字で表すと、200%です。

おそらく、会社員生活の中で味わう、一度きりの貴重な機会になったと思います。

その理由を、4つにまとめました。

1. 会社をやめたあとの生活をイメージできた。(お試しフリーランス生活)

もし会社をやめたら、毎日自分はどんな生活を送るのか、自分の口座に、毎月一定の給与が振り込まれなくなるのってどんな感覚なのか。

本当は、やめてみないとわからない、やめて初めて実感できるものを、40代半ばのこのタイミングで、会社を退職する前に体験できたことが、良かったことの1つです。

私は今から1年後なのか3年後なのか、時期はわかりませんが、復帰してしばらくは本業と副業を両立させる予定ですが、その後、会社を辞めてフリーランスとして独立したときの感じを事前に「お試し」できたということです。

これは、会社をやめて起業したあとに、想像していた生活と違う、やっぱり会社に雇用される形で働く方が向いていた、など、理想としていた生活と現実とのギャップを減らすために有効だったなと思います。

私の場合は、今回お試しでやってみて、そんなに辛いことも嫌なこともなく、むしろ理想的なライフスタイルだと思ったので、本業の収入の半分を副業で得られる状態になって、その再現性を確認できたら、退職するかどうかの判断をしようと思ってます。(おそらく、1~3年後)

2. 自分ひとりで収入を得る力をつけられた。

これまでの私は、個人で何かのプラットフォームに登録しての社会貢献や、1on1サービスの価値提供をしたことはありました。

でも、自分ひとりで、何もないところから、

① 自分の強みを発揮できるサービスを創る、そのために学ぶ
② 自分のサービスを世に出す、人を募集する
③ 自分を選んでくれた方に価値を提供する、対価をいただく

の一連の流れを完結する形で実施したのは、この自己実現コーチングが初めてです。

それをできたのは、サバティカル休暇を取って自分のパワーやエネルギーを一時的にそこに集中させたのも要因の1つ。

飛行機も、飛び立つ直前の助走期間が一番パワーを使います。一度フワっと空中に飛び立てば、上昇して方向の舵を切るのも少し大変ですが、それを超えて安定気流に入ったら、自動でも運転できるようになる。

これまで、会社の収入以外に自分の収入の柱はないと思っていたけど、そこに、まだ細いけど、1本新しい柱を建てられました

それは、もちろん本業を続けながらでも不可能ではないし、やっている人もたくさんいますが、私の場合は本業自体でけっこうなストレスや時間かかっていたこともあり、本業の時間を一時的に手放したからこそ、最初の数カ月でリリースできたと思います。

3. 好きなことを好きなだけやれる。

私の「こんな毎日が過ごせたら最高!」というのは、自分の好奇心や価値観に従って、好きなことを好きなだけやってインプットやアウトプットを楽しめる毎日。

平日の流れを具体化すると、発信や執筆、コーチングのセッションやその前後の準備などのアウトプットを4時間、散歩やヨガなどの体の運動を2時間、講座での学びや人の発信を聴くなどのインプットを4時間、夜は家族と食事をしながら話をして笑ったり、一緒に映画を観たりというインプットでもアウトプットでもない時間を6時間睡眠は8時間

こんな自由度の高い時間配分で毎日過ごせたらいいなぁ、と思います。
(本当は、目覚ましのアラームをかけずに、勝手に目覚めたときに起きるのが理想ですが、それは、今は子供を起こさないといけないので、アラームで起きてます笑)

サバティカル休暇中の毎日は、アウトプットとインプットの比率は、6:4だったり、2:8だったり、日によってまちまちでしたが、「好きなことを好きなだけやる」という観点では、対人関係のストレスも、業務上のストレスもなく、快適な状態。

それに加えて、仮にこの期間の収入が0円だったとしても、それで困窮することにならないよう貯金やリスク管理をしていたのと、また会社に復帰すれば収入が得られるという安心感で、おそらく本当に会社をやめたあと以上に、理想的な過ごし方ができたなと思います。

4. お金は減るけど、また稼げばいい。

「あなたが今、会社員をしているとして、1か月分の平日の自分時間が、まるっと得られるとしたら、それをいくらの値段で買いますか?」

毎月の給与をもらう権利を放棄するのだから、1か月の手取りの給与分?
それとも、毎月口座から減っていく、1か月の支出分?

この5か月間という人生の大切な時間。
「自分時間をお金で買う」のがサバティカル休暇だと感じています。

・自由な時間は少ないけど、お金は十分あるし増える。
・お金は減るけど、自由な時間は十分ある。

人によって、どちらがうれしいか、価値観は人それぞれだと思いますが、自分の自由な時間を、買えるなら買いたい、「自分時間の価値  >  お金の価値」と思う人や、そう思うタイミング(私はそうでした)なら、覚悟を決めてやってみるのもおすすめです。

健康な心と体があれば、お金はまた働けば稼げるから。

● 休暇中の過ごし方や優先度のつけ方は?

まとまった休暇や時間が得られるなら、終わったときに満足できるように、何を優先したいか、自分の基準や行動指針を決めておくこと大切です。

私の場合は、月ごとに「これだけは成し遂げたい」ということを決めて、それを優先して行動していました。

11月 →コーチングサービス立ち上げの準備
12月 →コーチングサービスのリリース、募集開始
1月  →コーチングサービスの提供開始、体験コーチングの実施
2月  →価値観ワークショップの開催
3月  →とにかく楽しむ! オフ会などで会いたい人に会う!体験コーチングや価値観ワークショップの2度目の募集と実施

こんな計画でしたが、実際にこの計画どおり実施できており、ありがたいことに、すでに40名以上の方とZoomでお話しながらコーチングのセッションをさせていただけました。そして3月は、念願の禅リトリートで自分を整えたり、会いたい人にリアルで会える予定が4件あり、ワクワクの月になっています。

これらはすべて、私ひとりでできたわけではありません。

私の身近にいる家族、
これまで会社の仕事をがんばってきた自分、
ご縁があったクライアントの方々、
私の力を心の底から信じて応援し、サポートしてくださったコーチ、
コーチングの講座で出会った方々、
SNS発信で私のことを紹介してくださった皆さま
多くの方に支えていただいたお蔭です。

この場を借りて、感謝の気持ちを伝えさせてください。
本当に、有難うございます。

● 延長できるなら延長したい?

今月で終わる5か月の休暇を、6か月、7カ月に延長したいかというと、やりたかったことや、成し遂げたかったことは十分できた満足感があるので、そんなに延長したい気持ちはありません。

それにもう、十分な金額を自分時間に投資したかなと思っています。

4月からの1年間は、これまで自分がやったことのない、「本業と副業の両立」にチャレンジする予定です。

本業の仕事も楽しく、かつ余力も残しながら、副業も止めずに行動を継続する。本業と副業の両方で社会に貢献するハイブリッドな年にするために、ひとりでがんばろうとせず、応援してくれる人のサポートを得ながらやっていく予定です。

● サバティカル休暇のデメリットや注意事項は?

一番のデメリットは、その期間は会社からの給与が入らないので貯金が減る(お金がかかる)ことです。そのことについては、自分や家族の納得、理解を得て、そのひずみがパートナーなど他の人にいかないように事前に相談や話をしておく必要はあるでしょう。

その他は、会社の社風や役割、業務内容にもよりますが、同じポジションで同じ仕事に戻れるのか、戻りたいのか、ということも考えた上で決断するのがベストです。

1点目のお金については、会社の制度によって異なる場合はありますが、通常の支出以外に、毎月給与から天引きされているため、ふだん金額を意識することが少ない社会保険料の自己負担額を、おそらく毎月自費で会社に支払う必要があります。また、住民税については休暇に入った翌月から次の5月までの住民税をまとめて個人で納める(逆に復帰したあとはすでに支払い済みなので給与から天引きされない)ため、それらの金額を算出して準備しておく必要があります。

さらに、毎月の支出だけでなく、四半期や半年に1回など、たまにくる大きな支出や、自宅や車、家具家電のメンテンナス、買い替え時期にあたっていないか、ということも考慮して、突発的な出費にも備えて経済的に余力をもたせておくことも大切です。


以上、サバティカル休暇をいつか取りたい、すぐに取りたい、という方の参考になればと思い、長めの投稿となってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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