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脱稿!

こんにちは。Natsuです。昨晩は月がきれいな夜でした。

以前この記事でも触れておりますが、ここのところ、自分にとっての「名刺代わりの一冊」を作るべく、原稿作業を行っていました。9月中旬のイベントに出品するのに合わせ、先週辺りから入稿作業でバタバタしていたのが、ようやく先日落ち着きました。

大いに参考にさせていただいたのがこちら。

かわいい表紙の文庫サイズの本にするぞ!と前々から決めており、テンプレートや印刷屋さん選びなどなど、本当にこの記事に助けられました。

また、こんな本を作りたいな、とお手本にしたリトルプレスの本を手元に置きながら原稿を作成しました。

文字数は1万5千字程度、全体で約50ページの薄い本。

印刷・製本されたものが届くのは2週間後。実物を手にする日が待ち遠しいです。

内容は、わたしの好きなくらげについてや、水族館での展示についてをつらつらと書きました。もっともっと書きたい内容もあったものの、今回に全てを懸けるつもりはハナからありません。一部の内容は、いつ来るかわからない「次回」にとっておくことにしました。今回の本作りの経験や、手にとってくださった方の反応を見ながら、よりよい本を作っていきたいです。

今回の入稿作業では、フォントを埋め込む際のエンコーディング形式にかなり難儀して、何度も印刷所の方と電話で相談しました。結局、オープンタイプのフォントを使ってもビルトインでのエンコーディングになってしまい埒が明かない状態だったので、思い切って全てPDFではなくPNGで入稿しました。愚行っぽいですが、わたしの作業環境ではそうするのが最も速く確実でしたので…。

また、今回のイベント出展に合わせ、名刺も作成しました。透明なプラスチックにくらげの写真と自分の名前を印刷した、ちょっと特殊な名刺です。わたしは何でも透明なものが好きで、くらげ関連用に透明な名刺を作るぞ!と決めていたので夢を叶えられて嬉しいです!

ちょっと話が脱線しますが、わたしは大学院修士課程在籍時も自分の名刺を作り、界隈にばらまいていました。2年間で配ったのは合計100枚ほど。学内で使うことはないですが、学会やワークショップの際に重宝しました。わたしの場合は、研究していた生物種の顕微鏡写真を大きく名刺にレイアウトしていたので、手元に発表資料等がなくてもすぐに自分の研究の話ができて便利でした。学生さんや院生さんが名刺を作成する際は、キーとなる図などをカラーで大きく挿入するのをおすすめします。

さて、出来上がった本は、こちらから購入できる予定です。イベントでの取り扱いを優先し、残部が出れば(きっとたくさん売れ残る)通販での取り扱いを開始する所存です。こちらも初めての試みなのでちょっとドキドキしています。

もし次回作もできたら、いつかはZINEのイベントに出てみたり、リトルプレスを扱う本屋さんに置いてもらったりするのが小さな夢です。いきなりそんなことができるようになるとは思っておりませんので、少しずつ経験と文章を蓄積していきたいです。

本を作るにあたり、ただ文章を書くだけでなく、表紙デザインを考えたり(表紙と挿絵は知り合いのイラストレーターさんにお願いしました)、フォントや印刷する紙を決めるのがとても楽しかったです。自分の作った本が誰かの本棚に収まっているのを想像するのは、かなりのわくわくでした。

前回、遠方ゆえに自分が参加できなかったイベントでは、くらげについてのフリーペーパーを数百枚刷りました。人手もあって飛ぶように消えたそうなので、今回も商品だけではない無料配布の何かも用意したいなと画策中です。

こうしてどんどん出費がかさんでいくので、本来であれば本の値段を上げるべきかもしれませんが、今回は何よりも自分が楽しく満足する本作りをすることが目標で、売れ行きや読者の反応については様子見であり種まきです。

これからも細く長く、自分のできる範囲で好きなものについての活動を続けていこうと思います。

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