ニューヨークの書店とメリーゴーラウンド

写真ブログ、三回目。

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ま た 書 店 か。


今回はニューヨークのバーンズアンドノーブルという書店。ニューヨークで最大、らしいのですが日本のジュンク堂とかと比べて全然小さい。聞いた話によるとアメリカはもう電子書籍が主流で書店は小さく・少なくなってるとか。国が広くて地方だと好きな本が手に入らないから云々…みたいな話も聞いた。Amazonがグングン成長した理由もそこにあるとかどうとか。

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ジェンダー本コーナーに一時期日本で話題になったマンガ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 』を見つける。そのほか、日本のコミックコーナーが通路一列10棚くらい並んでて人気を感じた。SFコーナーも大きかったな。

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ついに本以外の写真が! これはセントラル・パークにある古いメリーゴーラウンド(中が見えませんが…)そう、サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』(村上春樹訳では『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)のラストで主人公ホールデンの妹フィービーが乗るメリーゴーラウンドです! とても印象的なシーンですよね。

「フィービーがぐるぐる回り続けているのを見ているとさ、なんだかやみくもに幸福な気持ちになってきたんだよ。あやうく大声をあげて泣きだしてしまうところだった。…いやまったく、君にも一目見せたかったよ」
―『キャッチャー・イン・ザ・ライ』

古典文学? いいえ、妹ラブな青春ラノベです! みんなも読もう!!

※ところで、「ラストで妹がぐるぐる回って兄が救われる作品」として、ほかに中村航の『僕の好きな人が、よく眠れますように』があります。

「もっともっと回ってくれ。妹よ、もっともっと回ってほしいんだ。兄さんなんかはもう全然だめだ。おれの代わりに、お前がもっと回ってくれ。」(中村航『僕の好きな人が、よく眠れますように』)

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