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漫画で変わる 仕事は楽しいかね?

探している本を求めてブックオフにいき、求める本がなくて残念に思いながら、ブラブラしてたら偶然この本を見つけました。
オリジナル版は過去2回読む機会がありました。
とても良い本だと言う印象がありました。
この本はそれの漫画版。
ペラペラとめくってみたら、内容がオリジナル版の原本と異なっていました。オリジナル版は大雪のため空港で立ち往生になり、その待合室でサラリーマンと恰幅の良いおじさんが出会う物語でした。
しかし、漫画版の舞台は日本で、主人公は30代前半の女性。カフェでアルバイトをしています。仕事帰りにたまたま入った開店準備中のカフェで恰幅の良いおじさんと出会う物語、という設定です。
(へぇ〜、こんなに背景を変えちゃってるんだぁ〜)と興味が湧き、買ってみました。

この本のポイントは、
毎日の仕事の中に潜む
「んっ?」を放置しない。

(「んっ?」=なんとなく気になる小さな出来事。または、偶然の出来事。)

例えば、いつものようにおはようございますと挨拶したのに、なぜかみんな笑って挨拶してくる。
おかしいなぁと思いながら、こちらもほのかに笑顔で挨拶する。その後、トイレに入って鏡に映る自分の姿を見て納得。頭の髪の毛が寝癖が直らず逆立っていたのだ。あぁ、これが原因かと思う。
はい、この時に「んっ?」を頭に点滅させる。
ここでそのままにスルーしない。
待てよと考えてみる。
いつもは仏頂面でおはようの挨拶をしていたから、相手も無感動の挨拶をして来ていた。
でも、寝癖を見て相手が笑いながら挨拶をして来て、その相手の顔をみたら、ついこっちも顔が緩み、ほのかに笑いながら挨拶をしてしまった.それを数回繰り返すうちになんだかいつもより気持ちが楽しくなった。
ということは、こちらから、ほのかに笑顔をつくって挨拶してみれば、相手も笑顔で挨拶してくれるかもしれない。そうすれば仕事のスタートが気持ち良くなるかもしれない、というアイデアが浮かんでくるかもしれない。
その小さな繰り返しが、人生を変えていくかもしれない。
そんな考えが浮かんできました。

どこか彼方にある成功法則ではなく、目の前におきている出来事から、自分を変えるヒントを掴む、誰もができる自己変革の本。

この本は、仕事にマンネリ感があったり、今の仕事をこのまま何年も続けるのかとちょっとゲンナリしている人が読むととても良いかもしれません。

日常の仕事や日々の生活は、毎日同じではない。
もっと細かくじっくりといろいろ見つめ直せば、それに気づくことができる。
そして、気づいたら何か1つ新しいことを試してみることを勧めています。
すると、昨日の自分とは違う新たな自分ができていく。
その小さな気づきと小さなお試しが人生を徐々に好転させていく。

以上のようなことが、とてもよく分かった気がしました。

漫画なので一気に読めます。
読書が苦手な人でも、読めるような気がします。

ブックオフの特化棚の前で
「んっ?」となった自分の感性を誉めたい。
(笑)
偶然を必然に変えるチャンスは、自分の中の「んっ?」なんですね。

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