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猿と猿回し。




1.なぜこの本を読むことになったのか。
兵庫の伊丹にある書店『ブックランド・フレンズ』の店主こんぶさんから勧められたから。

2.この本の内容。
畠山健二と山口恵以子と言う売れっ子作家の2人が、同じテーマに答える形で綴られたエッセイ集。
それぞれの人生の断片を垣間見れる。
いかに小説家になったかとか、なってからの紆余曲折など、小説家ならではのネタ満載。
2人でコンビを組んで書店で対談をして爆笑を巻き起こしている楽しいおじさんとおばさんの肩の凝らない人生エッセイ。

3.良いと思ったところ。
読んでるうちにほくほくとか、ほかほかとしてくる。ページを閉じるとなんだか目の前が楽しく見える、日常に少し元気をもらえる感じ。
2人ともユーモアにあふれている。
大人とは思えないその無邪気さがほのぼのと感じ取れて、読むだけで非日常感を味わえる読書です。
「まぁ、色々あっけどさ、人生楽しくやろうぜ」って言う感じのエッセイです。

4.こんな方におすすめです。
2人とも64〜65歳と言うことで、ほぼ私と同級生です。ですから同じ時代を生きた者として、出てくる話がよーくわかって面白かったです。そういった意味で肩のこらない人生エッセイなので、20代30代の方に読んでいただくと気楽に人生が学べます。
そして50代60代の方が読むと「そうだった人生は楽しかったんだよ」と思えて、これからの人生に希望を持てるような気がします。
要はどの世代が読んでも面白く読める本です。

5.余談。
次は、このお二人の漫談?対談?をぜひ拝聴したいものです。

多分、この本は、ブックランド・フレンズには山積みになって並んでいることでしょう。(笑)

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