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日記 【雇用という選択を再度考える】

こんばんは。

本日、以前働いていた同僚と香港のリクルーターからそれぞれ仕事の可能性について話がしたいと同時に連絡があった。どうやら、香港には雇用が戻って来ているようだ。

しかし、前回の事があるからだけでなく、就職をしようという気持ちは薄い。

勿論、人生の落第生の様な気分を何度も味わう事もとても嫌だが、それに加えて以下の3つの事が就職に対して私を後ろ向きにさせる。

お金に対する考え方の変化

1つ目は、お金に対する考え方の変化だ。

お金は、沢山あった方が安心なのは確か。あと数年60歳まで会社員として働けば、もっと消費に回すお金も出来るし、投資出来るお金も増える。FIREに足を突っ込んだ様な今の暮らしを続けるよりも、再就職した方が余裕のある生活と老後を送れるだろう。

しかし、私が働いていた業界に会社員として戻ると、今の様な能動的な投資が出来なくなる。インデックス投資や投資信託といった、受動的な投資は許されているが、個別銘柄は又難しくなる。毎日時間も拘束されて、投資が自由に出来ない状態に戻るのは自分にとって本当に得なのだろうか?

おまけに、もっと贅沢したいとも、もっと沢山消費をしたいとも、もう思っていない。現状の、自分が把握可能な少数精鋭の物にだけ囲まれているのが良い。沢山持っていても殆ど着ない洋服、読み終われずにどんどん貯まっていく本、使いこなせずに埃が溜まっていく物達はもう要らない。

会社員に戻らなくても、投資で稼いだり、ひとり会社の経営で細々と稼げばちゃんと暮らしていけると思う。一般的な生き方では無いけれど、今まだ元気で体力のあるうちに好きな時に好きな事をチャレンジ出来る自由の方がひょっとして贅沢なんじゃないかと考える様になった。

雇用で犠牲にするもの

2つ目は、会社に働くために自分の誠実さや信念を犠牲にする可能性を恐れているから。

2019年の香港のデモへの支援をTwitterで示してクビになったNBAのコーチや、ネットから消されてしまった俳優さん等、皆さんも知るところだろう。雇用主に雇われている場合、最近はそういった事も十分起こり得る。

ワクチンについての考え。応援する政党や政策についての考え。人権に対する考え。本当はこういった事での差別は禁止されているが、実際にはそんな簡単な話じゃない。社内での同調圧力もある。

又、会社の方針や理想に賛同できず悩むのは、以前働いていた時にも何度も経験した。もっと割り切れると良いのだが、根が真面目だと辛いのだ。あはは。

足るを知る

3つ目は、後もう少しだけお金を貯めたら、あともう少しだけ働いたら、と続けていると、いつまで経ってもキリが無いから。

足るを知るのが良い。使うアテも無いのに不安だからと雇われで働き続けたら、自分で決めてリタイアするのは不可能だ。会社から終わりを告げられるのを待つ事になるだろう。

そして、不安はいくら働いて稼いでも、いくらお金があっても消えることは無いと思う。これで十分、なんとかなる、と自分の心に折り合いを付けるのが唯一の不安を無くす方法だと思う。

以上の理由で、再就職に対して後ろ向きだ。何てメッセージを返そうか、又悩んでいる。

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